カミカゼ野郎 真昼の決斗

カミカゼ野郎 真昼の決斗

1966年製作 日本・台湾 90分 1966年6月4日上映
rating 3.5 3.5
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『カミカゼ野郎 真昼の決斗』とは

『私をスキーに連れてって』のホイチョイ・プロダクション原作による、青春ラブストーリーの第2弾。マリンスポーツをテーマに、原田知世演じるOLと織田裕二演じるヨットマンの恋と冒険を描いた作品。海中のシーンは、全て沖縄で撮影されている。主題歌はサザンオールスターズの「さよならベイビー」。また、本編中も随所にサザンオールスターズの楽曲が挿入され、作品を彩っている。また、『私をスキーに連れてって』の馬場康夫が引き続き監督を担当。撮影も同作の長谷川元吉がおこなっている。脚本は『ほんの5g』の一色伸幸が手掛けた。

『カミカゼ野郎 真昼の決斗』のあらすじ

太平洋戦争中に隠された200億のダイヤモンド。それをめぐる人々の熾烈な争奪戦と、巻き込まれた青年パイロットが謎を解くために奮闘する姿を描いた冒険活劇。台北市にある台湾観光社の社長・頼天賜、横浜の中華料理店店主・矢島嘉市、東京の日東商事社長・北沢信の3人は、差出人が「K.M」と書かれた手紙を受け取る。実は、彼ら3人は戦時中に徴発した200億のダイヤの政府への件感を主張した御手洗という男を殺害しており、未だに隠されたダイヤの行方を追っていたのだ。謎が謎を呼び、物語は二転三転。そして結末に仕掛けられたどんでん返し。青年パイロット・御手洗健がその謎に挑む。

『カミカゼ野郎 真昼の決斗』のスタッフ・キャスト

『カミカゼ野郎 真昼の決斗』の感想・評価・ネタバレ

  • changpian
    changpian 3 2013年7月19日

     発売されたばかりの日本盤DVDで鑑賞。深作欣二監督、千葉真一・高倉健主演ながら、東映は配給のみで、製作は にんじんプロダクションと台湾の國光影業。國光影業とはほとんど実体がなく、台湾人の金持ちが出資した、ということらしい。タランティーノ脚本のアメリカ映画『トゥルー・ロマンス』では本作のポスターが登場し、また台湾の小説・郭強生『惑鄉之人』でも本作への言及がある。  主人公の造形は、深作・千葉コンビの『風来坊探偵』シリーズと『ファンキーハットの快男児』シリーズが元になっているとのことだが、舞台が台湾ということもあり、どことなく日活無国籍アクションも想起させる。小林旭よろしく、千葉真一が主題歌も歌っている。  ヒロインは台語映画界で活躍した白蘭。役名が香蘭というのも、またか、と思わせるが興味深い。台湾俳優のセリフは全て吹き替えだが、北京語を吹き替えの日本人が話しているため(デタラメ中国語ではないものの)声調がめちゃくちゃ。聞きづらい。他の人も書いているが「脱線」はクレジットがあるもののどこに登場するのか分からなかった。  当時は日本では「高砂族」という言葉がまだ普通に使われていたのだなあ、と思わせる。戦後わずか二十年だが、日本人はこの当時から台湾では(台語ではなく)北京語を話すのが当たり前と考えていたのか、と思ったり。深みはないものの、見方によっては日台関係についていろいろ考えさせられる映画だ。

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