
『おとうと(2010)』とは
名匠山田洋次監督が描く『母べえ』(2007年)に続く作品。現代劇としては『十五才・学校IV』から10年ぶりとなる家族ドラマ。『おとうと』(1960年)の市川崑監督に捧げられた作品で、本編中にオマージュとして反復シーンがある。女手一つで娘を育てた真面目な姉と、役者としての夢を追い続け大人になれない弟を中心に、現代を生きる家族の物語。主演は、『母べえ』に続き吉永小百合と笑福亭鶴瓶。共演に蒼井優、加瀬亮を迎える。
『おとうと(2010)』のあらすじ
東京の商店街にある高野薬局。ここに、高野吟子(吉永小百合)と吟子が女手一つで育てた一人娘・小春(蒼井優)、義母の高野絹代(加藤治子)が暮らしている。そんなある日。小春の結婚式に、音信不通になっていた大阪で役者をしている丹野鉄郎(笑福亭鶴瓶)が姿を見せた。その後、吟子は哲郎の借金を肩代わりすることになり不誠実な彼に絶縁を言い渡すのだった。それ以降、穏やかな日々に戻ったが、吟子は密かに消息不明になった哲郎の捜索願を出していた。そんなある日、哲郎が救急車で運ばれたという連絡が入り、吟子は急いで大阪に向かうのだったが......。
『おとうと(2010)』のスタッフ・キャスト
『おとうと(2010)』の感想・評価・ネタバレ
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人生の反面教師?えがきたい世界観が不明のまま終わった
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お姉さんの包容力に、泣く。
©2010「おとうと」製作委員会