二百三高地

二百三高地

1980年製作 日本 185分 1980年8月2日上映
rating 3.7 3.7
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『二百三高地』とは

日本近代史を映画化しようという試みから『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士』の舛田利雄監督、「仁義なき戦い」シリーズの笠原和夫脚本により1980年に製作された作品。 日露戦争における旅順攻略戦を扱っており、戦後脇役として映画に登場するだけになった二百三高地の第三軍司令官・乃木希典を中心に置きながら、戦場で戦う将兵や民間人の思いや葛藤への細かい描写もされているのが特徴。翌年には、テレビ版『二百三高地 愛は死にますか』も全8話で製作され、その後の戦争大作映画ブームの火付け役的作品となった。 『金融腐食列島 呪縛』の仲代達矢、『恍惚の人』の森繁久彌、『七人の侍』の三船敏郎、『水戸黄門』のあおい輝彦、歌手の新沼謙治や湯原昌幸、『うなぎ』の佐藤允、『鬼龍院花子の生涯』の夏目雅子らが出演。第4回日本アカデミー賞で優秀監督賞など多くの賞を受賞した。

『二百三高地』のあらすじ

19世紀末、ロシアの南下政策は満州から朝鮮まで及び、朝鮮半島の支配権を巡って明治維新政府と真っ向から衝突していた。開戦か外交による妥協か、ロシアの強大さを熟知している伊藤博文(森繁久彌)は戦争回避を主張していたが、巷では開戦論を掲げた民衆煽動派と、戦争反対を叫ぶ平民社とが対立する中、次第に開戦論が高まっていく。 伊藤は参謀本部次長の児玉源太郎(丹波哲郎)と会見をし、ロシアとの戦争での勝算を問うていた。児玉は早いうちにロシアに打撃を与え、講和に持ち込むしか勝つ道はないと訴え、明治37年2月4日、御前会議で明治天皇(三船敏郎)は開戦の決議に裁可を下し、日露戦争が開戦する。そして、日本軍は破竹の進撃を開始していく。 一方、金沢の小学校教師である小賀武志(あおい輝彦)は、神田の教会で以前反戦活動中に暴徒に襲われているところを救った松尾佐知(夏目雅子)に再開し、二人の間に愛が芽生える。しかし、小賀もまた少尉として出征することに。小賀の小隊には、豆腐屋の木下九市(新沼謙治)、ヤクザの牛若寅太郎(佐野允)、その他に梅谷喜久松(湯原昌幸)や米川乙吉(長谷川明男)たちがいた。 陸軍は新たに第三軍を編成、司令官に乃木希典(仲代達矢)を命じる。世界一の大要塞と謳われる旅順陥落が乃木に課せられた任務だった。しかし、ロシアの猛攻は止まず、屍体の山を築いていく絶望的な戦い。その中でも、小賀と部下たちの間に人間的な絆が生まれるが、戦闘は激烈を極め小隊は決戦へと赴いていく。

『二百三高地』のスタッフ・キャスト

『二百三高地』の感想・評価・ネタバレ

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