
『わたしはロランス』のあらすじ
彼は、女になりたかった。彼は、彼女を愛したかった。 どこにも行けない“愛”に果敢に挑戦するふたりの、とても“スペシャル”なラブストーリー。 モントリオール在住の国語教師ロランスは恋人のフレッドに「これまでの自分は偽りだった。女になりたい。」と打ち明ける。それを聞いたフレッドは、ロランスを厳しく非難するも、彼の最大の理解者であろうと決意する。あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、周囲の偏見や社会の拒否反応の中で、ふたりはお互いにとっての“スペシャル”であり続けることができるのか・・・?10年にわたる、強く美しく切ない愛を描いたラブ・ストーリー。
『わたしはロランス』のスタッフ・キャスト
『わたしはロランス』の感想・評価・ネタバレ
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一緒にいたいことと、一緒にいられることとが両立するのって奇跡。 性別を越えた人間同士の関係があるって思えた。
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長いのに飽きることなく感銘受けました。性別超えた人間ドラマ。観てるうちにトランス・セクシャル関係なく人間同士のぶつかり合い見せられて身動き出来なくなった。カナダの作品だけどヨーロッパ映画の雰囲気!かつモダンな作りです。女優さん、最後までミニ・ドライバーだと思って観てたなぁー(笑) 2015.11月鑑賞
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「男のトランスセクシャルの告白に際しそれを受け入れる女の話」という要約こそがこの映画で最も否定されるべきことなのではないでしょうか。おそらく正しくは「ロランスのトランスセクシャルの告白に際しそれを受け入れるフレッドの話」なのでしょう。「私は男」「私は女」である前に「わたしはロランス」なのです。「Laurence Anyways」を翻訳したものとして、おそらくそういう意味で付けられた邦題は相当秀逸なものであると思います。 ドラン最高傑作の呼び声も高い本作、『トム・アット・ザ・ファーム』に星4.5を与えた僕としてはそれには劣る気がします。映画好きの友人曰く、本作含むセクシャルを主題にした言及は初期作にのみあるもので今後はトムっぽい原作ありきの映画が増えていくだろう、とのこと。僕もそんな気がします。
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