タリウム少女の毒殺日記
タリウム少女の毒殺日記
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『タリウム少女の毒殺日記』のwigglingの感想・評価・ネタバレ

wiggling
wiggling 0 2013年11月2日

横川シネマにて。宇野港で何の予備知識もなく出会った衝撃から一年、やっと再会できた。あらためて危険な映画だと思う。初見では作品の多層性や情報の多さリアルさに酔ってしまったけど、今回は居心地の悪さをたっぷりと味わう事ができた。ネットを介してすべてを観察してるつもりが、同時にすべてを観察されているという言い知れない不安を突きつけられる。 ドキュメンタリーパートの無神論者たちの話もおそろしく魅惑的。クローン技術が世界から戦争をなくすというラエリアンの人の話とか、身体改造アーティストの神をも恐れぬ超絶パフォーマンスとか、iPS細胞学者の新しい倫理が生まれてしまいそうな話とか。面白すぎるわー。 そして、最後の砦である自分自身をコントロールする事に開眼した2011年のタリウム少女は新たな扉を開ける。こんなにグロいのに実に爽やかなエンディング。 しかし倉持由香の醒めた眼力がなんといっても白眉。こんな目で観察されたらそれはもう... と、別の価値が生まれるほどの美形っぷり。 さらに、エンドクレジットのSpecial Thanksに自分の名前が。憧れの渡辺真紀子と同じところに載っちゃったよ!もう思い残す事は何もない。