緑子 MIDORI-KO

緑子 MIDORI-KO

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『緑子 MIDORI-KO』とは

アニメーション作家の黒坂圭太が、10年以上をかけて作ったアニメ映画。作画は色鉛筆を使った手書きで、ほとんど全て(監督・脚本・絵コンテ・キャラクターデザイン・美術・原画から動画、背景までの作画・色彩設計・撮影・編集)を黒坂1人で手掛けている。オタワ国際アニメーション映画祭、ロサンゼルス・アニメーション映画祭、ロッテルダム国際映画祭など、様々な国際映画祭で上映された。音楽はチェロ奏者の坂本弘道。声の出演は涼木さやか、ゆうき梨菜、チカパン、三島美和子など。

『緑子 MIDORI-KO』のあらすじ

ガンリキ、ジゴクミミ、ドクゼツ、ハナイキ、テザワリの5人の科学者は、商店街の廃墟である研究を行っていた。その内容とは「夢の食物」の開発。将来訪れる食糧危機を乗り越えようと、野菜と肉の性質を兼ねた食料を発明しようとしていたのだ。研究は壁にぶち当たっていたが、1万年に1度だけ訪れる、ある現象の力を利用して「MIDORI-KO」が誕生した。MIDORI-KOはヒトとヘチマの交配からできたもので、肉はとても美味しい。しかしMIDORI-KOは食べられまいと研究所から逃げ出した。MIDORI-KOは××大学農学部研究生のミドリのもとに逃げ込む。ミドリも「夢の食物」の開発研究をしている女性だった。

『緑子 MIDORI-KO』のスタッフ・キャスト

『緑子 MIDORI-KO』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2017年11月24日

    科学者によって開発された食材が脱走。女の子に飼われ始めるが、食材はアパートの人々の食欲の矛先となり・・・。 全編圧倒的な書き込み。13年という期間を費やして30000万枚の絵で構成された圧巻の55分です。詳しくないジャンルですが、とにかくその熱量が凄まじいのは一目瞭然。絵として描かれた異型の者たちが映像、映画として画面の中で躍動します。その高い熱量を持って描かれているにも関わらず、映画は明瞭。少し前にもレビューで参照しましたがweb漫画『金魚王国の崩壊』とテーマが似ます。これもっと日に当たるべき映画なんじゃないかな。 想像ですがヤン・シュヴァンクマイエルからの影響を感じます。食材のヴィジュアルは『オテサーネク』っぽいし、そもそも食に対する再定義の姿勢など近しい部分が多い。

  • 藍染

    緑子 黒坂圭太監督 アップリンク配給。配給当時勤務していたためその場で鑑賞した。 三万枚の鉛筆画。コマ数が多く線が沢山描いてあるため非常に緻密で細かく映像が動く感じはユーリ・ノルシュテインに少し似ているかも。 ストーリーはとんでもなく謎! 大切に育ててきた子どもを最終的に喜んで食うという展開には狂気を感じた。というかもうその他諸々気持ち悪くて最初から最後まで狂気の沙汰なのでなんでも受け入れられる感じした。マンテーニャの星の歌音源化してほしい。

  • 錆犬

    2011/11/30 京都シネマ

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