楓林渡

楓林渡, MALLOW FOREST
香港
rating 4 4
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「楓林渡」の感想・評価・ネタバレ

  • changpian
    changpian 4 2013年10月23日

    香港・キャセイ國泰機構、汪平監督、1969年。ようやくキャセイの武俠映画もラインナップに上がってきた、台湾・豪客のDVDで鑑賞。はじめは面白くないかも、と思ったが、そこそこ楽しめた。武俠映画の伝統を受け継ぎ、客棧でのアクション。ヒロインはこの当時キャセイが売り出し中の陳曼玲だが、男装はしない。そして、その相手役の俠客が秦祥林。後に台湾に帰って大スターになる彼だが、この香港時代は鳴かず飛ばずのようだったようだ。それからショウ・ブラザーズのスターだった張沖も出演している。この頃はキャセイをメインに活動していたようだ。  そんなわけでキャストからはあまりかつてのキャセイ色は感じられない。ただ、武俠映画としては、キャセイの一般的作品に引けをとらない。楓林渡に集結してくる俠客たちをうまく一本の短い映画の中に描いている。舞台ははっきり明末の四川と設定されているが、それはあまり関係はない。あまり深みはないが、勧善懲悪のストーリーを、面白く見せることに成功している。音楽担当は台湾からわたった周藍萍。  もしかすると、このような(過去のキャセイの作風との断絶を感じさせる)映画は、そのスタジオを引き継ぐゴールデン・ハーベスト嘉禾のカンフー・アクション路線を準備していたということもできるかもしれない。だが、キャセイ自体では、この路線はあまり長続きせずに会社の終結を迎えることになる。  そういえば、台詞の中に、今流行の「加倍奉還」が出てきた。

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