
『恐怖の岬』のスタッフ・キャスト
『恐怖の岬』の感想・評価・ネタバレ
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弁護士の男が出所したばかりに男に逆恨み。家族を狙われることとなる。 スコセッシとデニーロによる『ケープ・フィアー』が心に響く傑作だったので、オリジナル版があるのは知っていたのですが鑑賞せずに放っていました。ですがつい先日『狩人の夜』でロバート・ミッチェムと出会い感動して、本作を鑑賞です。やっぱりめちゃくちゃ面白い。主人公が最初は人脈と金に物を言わせて立ち向かおうとするも、それらはスルリスルリと躱されてしまう。家族を守ろうとする男は、いよいよ最後に拳を使う。拳です。人間対人間の戦いがそこにあるのです。主人公がどうしようもなくなって、最後に明確に家族への愛が残るのがいいんですよね。二人が人生をかけて戦うのは楽しい。 そしてなによりロバート・ミッチェムが最高。スリーピングアイ最高です。このめちゃくちゃ優しそうに見えて、ドチャクソ怖い感じ。一番ストーカーになってほしくないタイプ。狙われる弁護士はグレゴリー・ペック。『ローマの休日』のイケメンなので、これまたとても良い。