狼たちの処刑台

Harry Brown
2009年 イギリス
rating 3.6 3.6
15 4

「狼たちの処刑台」のスタッフ・キャスト

「狼たちの処刑台」の感想・評価・ネタバレ

  • potunen
    potunen 4 3月3日

    マイケル・ケインが格好良すぎる!!うっかり復讐してしまうシーンなんかたまらん。「狼の死刑宣告」が復讐の割りの合わなさを示してたけど、こちらはスカッとするのみ。潔し。ひたすらかっこいいの。

  • southpumpkin
    southpumpkin 3.5 2016年8月2日

    おじいちゃんマイケル・ケインが殺された親友の復讐に燃える映画。最近の映画だとキアヌ・リーブス『ジョン・ウィック』と似たプロットですが、映画としては違いが多い。まず本作のマイケル・ケインが圧倒的におじいちゃんな点です。キアヌのようにムキムキなアクションはできません。走っても息切れはするし、パンチの一つも打てない。しかし銃を突きつけられても動じず、拷問もお手の物。回想シーンなどはないものの、これまでに培った経験値の高さを物語るスキルを発揮してくれます。『ジョン・ウィック』であれば敵もそれなりに武装していましたが、本作での敵は近所の不良。ちょっと日本の不良とはスケールが違いますが、不良は不良。経験値だけが高い元兵士といい勝負になるんですよね。 画作りもすごく落ち着いたもの。ゆっくりと動くカメラはまるで年老いた男性の晩年を描いたヒューマンドラマのようにも見えます。ギャップがすごい。マイケル・ケインの確かな演技力とも相まって、見応えのある映画になっています。 ややラストが気に入りませんでした。敵がおじいちゃんに大義名分を与えてしまうのですよね…。

  • tora
    tora 3.5 2015年10月11日

    マイケル・ケイン主演のマフィア物かと思いきや、IRAと闘いを繰り広げた退役軍人役という設定でした。イギリスの低所得層が暮らすとかく治安が悪い団地を舞台に、敵討ちを行っていく物語。加齢故の持病をマイケル・ケインが背負っている事から強いんだけど、なんか大丈夫か?と不安な気持ちにさせられます…この設定が作品のハラハラ感を倍増させてくれるので効果的に感じました。 犯罪を犯す青年たちにも可哀想なバックボーンみたいなものがところどころ垣間見れるんですが、親から親戚から元締め、果ては警察までが腐りきっているので救いようがない存在として描かれています。それ故、彼らも当然の如く悪に徹する生き方に染まりきっているので、かなり憎々しい。ですのでマイケル・ケインの復讐にカタルシスを得られる事は請け合いなんですが、こういう現状を生み出すイギリスの社会構造への問題提起も映画のテーマとして据えられているので、仇討ちが完結しても当然根本的な問題の解決には至りません。鑑賞後もどこかもやっとした気持ちになりました。とにかく演者の悪人としての面構えや役としてのマインドが腐りきっていてある意味素晴らしいなあと感じました。ヤク中人間の描写で脚の血管から注射針を入れるあたり、ハリウッドの娯楽映画にでてくるコカインジャンキーとは一線を画すエグさです。ナメてた相手が実は殺人マシーンでした系の映画が好きな方、哀愁漂うおじいちゃんが好きな方におすすめしたいですf^_^;)