荒野の決闘

荒野の決闘

My Darling Clementine
1946年製作 アメリカ 97分 1947年8月30日上映
rating 4.4 4.4
9 0

『荒野の決闘』とは

『駅馬車』や『怒りの葡萄』の名匠、ジョン・フォード監督による傑作西部劇である。西部の歴史でも有名な、アープ兄弟とクラントン一家のOK牧場の決闘を題材としている。邦題からは活劇を連想するが、実際は友情や情婦へのはかない恋など、西部の人間模様を抒情豊かに描いたドラマ的要素の強い作品でもある。その意味でも、『駅馬車』とは対照的である。劇中で流れる名曲『いとしのクレメンタイン』は、日本では『雪山讃歌』としても知られている。

『荒野の決闘』のあらすじ

メキシコから牛を運ぶ道中、トゥームストンに立ち寄ったワイアット・アープとその兄弟。だが、留守を任せていた末弟が何者かに殺され、牛も盗まれてしまった。集落の近くで会ったクラントン父子が怪しいとにらんだワイアットは、自ら保安官となってトゥームストンに留まることを決意する。ワイアットは町で知り合った賭博師ドク・ホリディと友情を深める一方、ドクを町まで追いかけてきたクレメンタインに心を奪われる。やがて、ドクの愛人チワワが殺された末弟のペンダントを持っていたことがわかる。ワイアットがチワワに詰め寄ると、ドクから貰ったものだと明かすのであった。

『荒野の決闘』のスタッフ・キャスト

『荒野の決闘』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2018年3月11日

    牛を連れた四兄弟が街に現れるがその間に牛を盗まれてしまう。犯人と思しき親子を捕まえるべく長男が保安官になり、町に残る。そんな町に一人のアウトローが戻ってきた。 『駅馬車』と並びジョン・フォード西部劇の名作として名高い本作。なるほど確かに見せ場が多く、胸を熱くする展開が多い。アウトローのドクは病に犯され自暴自棄となります。突然銃を突き付けたり、二人のヒロインの両方を突き返し傷つけてしまう。そんなドクに唯一言い返すことができるのが主人公ワイアット。ドクはそこに友情を感じ、自ら命を張ることを買って出るのです。 酔っ払うインディアンが酒場で銃を乱射する序盤のシーン。主人公ワイアットが俺に任せとけと酒場に単身乗り込み、みなが固唾を飲んで見守る中インディアンを酒場からインディアンを引っ張り出してくる。この演出はまさに黒澤明『七人の侍』で用いられている久蔵のシーンそのものです。あ〜〜、これがジョン・フォード、黒澤明ラインか〜〜〜。

  • Kei Miyazato
    Kei Miyazato 4 2015年4月14日

    ヘンリー・フォンダの繊細な演技もビクター・マチュアの飲んだくれも愛しのクレメンタインもなにもかも素晴らしい詩情豊かなジョン・フォードの傑作、動の駅馬車に静の荒野の決闘です。

  • ボンクラマン
    ボンクラマン 4 2014年8月23日

    言うことないです!大傑作! ジョンフォードはやっぱりいい!

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