深夜の告白
深夜の告白
Double Indemnity
1944年製作 アメリカ 106分 1953年12月12日上映
rating 3.5 3.5
4 3

『深夜の告白』のsouthpumpkinの感想・評価・ネタバレ

southpumpkin
southpumpkin 3 2018年11月10日

保険屋の男が自分の同僚に録音を残す。その告白では、とある事件の犯人が自分であることが述べられ、どのように犯行に至ったかが詳細に語られる…。 この映画が素晴らしいのは巧妙なサスペンスだけではなく、脚本の美しさがあります。探偵役となる主人公の相棒のキーズの言葉に「殺人を犯した二人が乗った市電止まることなく、墓場まで降りることができない」というのがあります。犯人である主人公はトリックのため低速で走行する電車から飛び降りますが、現実には自らの犯行は白日のもとに晒されるので電車から飛び降りることはできなかった、ということでしょうか。 保険屋が一人の若妻に恋をしたことに始まり、犯罪を目論み、完璧に遂行したものの様々な綻びが生まれます。事件が展開していくことで、未亡人となった若妻と会いづらくなってしまうのです。愛を誓い合い、一人の男を抹殺することに決めた男女が、その事件のせいで徐々に離れていく。殺人が最適解ではなかったのです。無情。