フルートベール駅で

Fruitvale Station
アメリカ
rating 3.8 3.8
59 50

「フルートベール駅で」のスタッフ・キャスト

「フルートベール駅で」の感想・評価・ネタバレ

  • Kyohei_Fukuba
    Kyohei_Fukuba 4 2016年7月26日

    映画を見ていて本気で「ふざけんなよ・・・」って思ったのは久しぶりだった 最近だとおそらくいろんなところで似たような事件は起こっていて不穏さを感じずにはいられない。こういった事件を起こす警官は大抵警官になって数年以下の新米らしいのでそういう人たちの育成は取り組むべき課題だと思う 事件が起こる前のオスカー達が電車に乗るシーンの不穏さは新しくてこれから起こることを示唆していて監督の力量を感じた。これを見ればシルヴェスタースタリーンがクリードを受けた気持ちもわかる。

  • HMworldtraveller
    HMworldtraveller 0 2016年2月4日

    冒頭、いきなり流れる衝撃的なその日の出来事。一般人が撮った実際の映像。最初にそれを見せられると誰もが、彼はその日どんな1日を過ごしたのだろう、どうしてこんなことになったのだろう、と回顧録を読むような気持ちで映画に向き合う。自分ではもう振り返ることのできない彼に代わって1日を振り返る。 やるせない。結末を知っているから1つ1つが胸に沁みる。車に轢かれてしまった犬、涙ぐむ彼。血を流し横たわる犬の姿に彼の姿が重なり思わず溜め息が出る。電車を勧める母親。大晦日の夜 当然アルコールが入るという思いからの言葉。” もし車で行っていたら・・ ” と、虚しいタラレバが私の頭をよぎる。彼の娘、家族の笑顔。数時間後にこの笑顔が消滅する出来事があるとは誰も知らない屈託の無さ。 前科があり、最近まで麻薬取引をしていたのは事実。決して良き社会人だったとは言えない。だからと言ってこんな目にあっていいはずがない。娘には大切な父親、実母には大切な息子だった。裁判の判決も不当なように見える。実際の映像を見る限り、警官の行為が行き過ぎた理不尽なものであることは議論の余地がなく。許し難い。 ただ、ここから先は本件のことではなく あくまで一般論としてだが、事件を1方向の視点からのみ描くのはとてもriskyだと思う。被害者の、友人との交流や子供と遊ぶ父親としての顔を見れば多くの人が感情移入するだろう。が、加害者側の視点が欠けている限り、見ているものは1方向の情報であり大きな偏りがある。加害者は人種差別の酷い人間だったかもしれないが、もしかしたら警官として長年誠意を尽くして働き、時にはリスクの高い事件に遭遇しながら街の治安を維持してきた人かもしれない。職務遂行中に襲われる危険や襲われた過去があってそれが頭をよぎったかもしれない。もちろん加害者にも家族がいるだろう。 メデァアはしばしば、世論を煽動したり特定方向へと誘導する。報道や実話に基づく話につきものの偏りを廃除するには多面的な見方が不可欠だと思う。 事件の話に立ち戻ると、差別の無い社会を築くのが一番望ましいけれど現実的には難しいだろう。ならばせめて銃の無い社会を作れないものか。銃を規制しても凶器になるものは他にもあるし、人が変わらない限り所詮 対処療法でしかない。が、それでも銃が無ければ、多少なりとも悲しい事件が減るのでは、と思う。 オスカーのご冥福をお祈りします。

  • acornkorokoro
    acornkorokoro 3.5 2016年1月31日

    彼が見ていたであろう、街のあかりが美しい。だからなおさら胸が苦しくなる。

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