それでも夜は明ける

それでも夜は明ける

12 Years a Slave
2013年製作 アメリカ・イギリス 134分 2014年3月7日上映
rating 3.8 3.8
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『それでも夜は明ける』とは

19世紀前半、実在した黒人音楽家ソロモン・ノーサップの奴隷生活を綴った伝記を基に映画化した人間ドラマである。監督は『SHAME シェイム』のスティーブ・マックィーン。主演のソロモン役には『2012』のキウェテル・イジョフォー、共演は『SHAME シェイム』のマイケル・ファスベンダー、『ホビット 竜に奪われた王国』のベネディクト・カンバーバッチ、『マネーボール』のブラッド・ピットほか。奴隷制度廃止前のアメリカを舞台に、南部の農園に売られ理不尽な奴隷生活を強いられた黒人音楽家が、それでも希望を捨てずに生きた12年間を描いた佳作である。第86回アカデミー賞では9部門にノミネートし、うち作品賞・助演女優賞・脚色賞を受賞。第71回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞を受賞した。

『それでも夜は明ける』のあらすじ

奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人であるバイオリニストのソロモンは、妻子とともに幸せな毎日を送っていた。ところがある日、2週間の興行に参加したソロモンは、興行主に騙されて拉致された挙句、奴隷市場に送られてしまったのである。自分は自由黒人だと必死に訴えるも聞き入れることはなく、名前も人としての尊厳も奪われ、ただの売り物として扱われたソロモン。やがて、奴隷として南部ニューオーリンズの大農園主フォードに買われたのである。農園では労働を強いられ、狂信的な選民主義者エップスら白人からは酷い差別と虐待を受る日々を過ごした。しかし、ソロモンは決して人としての尊厳だけは失うまいと心に決めるのであった。

『それでも夜は明ける』のスタッフ・キャスト

『それでも夜は明ける』の感想・評価・ネタバレ

  • Masaki Yoshikawa
    Masaki Yoshikawa 3 2018年10月12日

    南北

  • Kozai Szatosi
    Kozai Szatosi 3 2018年7月18日

    ヴァイオリニストとして自由に生きていた黒人が騙されて拉致され、奴隷として売り払われ、12年を生き抜いた理不尽すぎる噺。 夜闇のカットなどは絵画のようだが、「SHAME」同様、元が現代アートの人だからか、撮り方やカット割がビデオアートのように見える。そういう点だけでいえば、マックィーンはウィーラセタクンと近い位置づけができるような... その反面、マックィーン自身の出自にかかわる内容だからか、奴隷への暴力の描写にも力が見られる。それゆえに、登場人物のキャラクターが「いかにも」なのがかなり気になった。ファスビンダーやポールソンの台詞や行動がいちいち「極悪非道」だし、ブラピはいかにもな「人道者」であり、それがあまりにも極端なのだ。 近い題材の映画として「マンディンゴ」や「ジャンゴ 繋がれざる者」があるが、両方ともキャラクターの表現にはもっと余裕があった。

  • 福庭恭平
    福庭恭平 4 2017年3月24日

    黒人奴隷を題材にした映画はジャンゴ以外いたたまれなさすぎて見るのがキツいんだけど、その中でもこれは救いが少なすぎる キウェテルイジョフォーの演技力に驚かされた ブラピがいいとこ持ってってるのは卑怯だと思った

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