
『ヒッチャー(1986)』とは
本作がデビュー作である監督のアメリカ出身ロバート・ハーマン。脚本は、主にホラー映画の脚本で知られるアメリカ出身のエリック・レッド。音楽はグラミー賞作家のマーク・アイシャムが担当している。撮影は『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー撮影賞を受賞しているオーストラリア出身ジョン・シール。『ロボコップ』、『ダイ・ハード』、『氷の微笑』でアカデミー編集賞にノミネートされたフランク・J・ユリオステの編集である。主演は『デンジャラスゲーム L.A.大追跡』のC・トーマス・ハウエル。冷酷な悪役を『ブレードランナー』のオランダ俳優ルトガー・ハウアー。共演は『ヘイトフル・エイト』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたアメリカ女優ジェニファー・ジェイソン・リーらである。
『ヒッチャー(1986)』のあらすじ
テキサスのハイウェイ、主人公ジムはバイトで車の長距離陸送をしていた。どしゃ降りの雨の中、なにげなく1人のヒッチハイカーを拾う。男はジョンと名乗り、「自分は殺人鬼である」と告げると、突然ジムにナイフを向け脅し始めた。恐怖に震えあがるジムだったが、ジョンの隙をみて、車から突き落とし、難を逃れる。翌朝、ジョンを乗せた家族連れのワゴン車がジムの車を追い越して行った。ジムは気になり、後を追い、停車したワゴン車に近づくが、家族は全員殺されていた。その後もジムの前にジョンは何度も現れ、執拗にジムを追いかける。
『ヒッチャー(1986)』のスタッフ・キャスト
『ヒッチャー(1986)』の感想・評価・ネタバレ
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大雨の中で車を運転する青年は一人のヒッチハイカーを乗せる。まさか最悪のサイコキラーだとは知らずに。なんとか振り落としたヒッチハイカーはその後も他の車を乗り継ぎ主人公をつけ狙います。その間に犯した犯罪を全てなすり付けられた主人公は警察にも追われる羽目になるのです。 顔の観える版『激突!』とはまさにその通り。顔は観えるが動機がはっきりせず、よくわからないまま映画は終わります。ホモセクシャルな恋愛感情だったのでは、と勝手に想像。狂ったサイコキラーの一途な恋愛だとすると映画はすっきりします。もしかすると『激突!』もそうだったのかも。 主人公だけじゃなくてヒロインも巻き込まれ系。酷い巻き込まれ方です。詳しくは書きませんが、ラストはちょっと衝撃的でした。 レプリカントでおなじみルトガー・ハウアーが狂ったヒッチハイカーとして登場。存在感抜群です。
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レプリカント、ルトガー ハウアーの怪演で見応えのある映画になってはいますがB級作品です、理不尽な怖さでは激突が上でルトガー ハウアー以外の人が演じてたらここまで面白くはならなかった気がします。
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ルトガー・ハウアーの怪演が光るB級アクション映画。 グロ耐性の低い方にも安心の死体を極力見せない演出。 展開もシナリオもハチャメチャだけどそこがいいのです。 リメイク版でガッカリした方はぜひこちらをどうぞ。
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