
『8月の家族たち』の感想・評価・ネタバレ
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この映画は、正直面白くもなかったし、つまらなくもなかった。 もし、この作品を見て心が動くのなら、自分に「家族」ができた時だろう。 母親は育てられた母親の血を受け継いでおり、娘達はその母親の血を持っているもの。何故家族に隠し事をするのか?何故母親は、子供に躾させるのか? それは、母親の前に女性であり、人生を歩んで学んだ「生き方」「在り方」なのかもしれない。 そして、子供達も大人になり「生き方」「在り方」を求める。 理解はできるが、心底感情移入は「うーん・・・」てな感想ですね。 その点、会話の芝居は、本当に良い惚れ惚れする。
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堪えがたい人はきっとどこにでもいる。それはもしかしたら自分と相手の間だけで、いわるゆ相性ってやつかもしれない。でもどうだろう。その堪えがたい人が自分の親で、自分の子供で、自分のパートナーで…。家族だったなら。どこまでいっても逃げ切れない繋がりがあったなら。お愛想をしてやり過ごすなんてきっと無理だ。無理なのにみんな笑ってランチを囲む。その歪みっぷりにまたヘドがでる。私は今楽しいのよって自己暗示をかける?それとも感じないふりをして義務だけこなそうか?自分が正しいって思ってたほうが楽?想像するだけで目眩がする。相手を思いやれないのは相手の方を向いていないから。自分を守ることに専念しないと…、死にかけてたって助けなど望めないのだから 映画では歪みが最高潮に至って、一所に「家族」として押し込められた人たちが、自分の世界へ散り散りになる数日が切り取られている。 アイビーがかわいそう。でもチャールズはああ見えて突拍子もなく英断を下しそうだからチャールズに期待したい。病気の話を家族にしていたなら流れも少し違っただろうに。「単に遺伝子が繋がってるだけ」「絆なんかない」。絆を人一倍欲していただろうからその分打ちのめされるだろう。そこでチャールズ!君がもう一度アイビーを救うんだ!! チャーリーがマティ・フェイを叱るところが…泣ける。チャーリーの人間の大きさ、優しさ、情の深さ。思春期の少女がもつポリシーを笑うのは頂けなかったけど、それ以外チャーリーは大きくて温かな人だと思う。チャーリーみたいな人になりたい
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キャスト! 2016.9.5.
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どう評価していいものか… あそこまで罵りあえるのはある意味家族だからこそ、なのかな。 でもあんな食卓はいやだなぁ(-_-;) メリル・ストリープの演技は凄い。 これだけで見る価値あり。
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とにかく酷い家族の有様。みんなギクシャクしすぎ。メリル演じるあの母親が一番の問題なんだろうな。心の汚い部分をさらけ出しすぎ。キツイ言葉のオンパレードだけど、心が弱いからこそなのか。大好きな俳優さん達ばかり出てるから観たけど、自分の家族の事とか色々考えさせられた映画。でもやっぱりメリルの演技力半端ない。
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救いのない家族を描いた重い映画。憎しみに溢れても、他人にはなれない、家族だから。女同士の口論って少なからずこういう所あるよね。メリルストリープはじめ役者の演技が圧巻
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メリルストリープに圧巻された。やっぱりこの人はすごい。もうそうとしか見えへん。 でもそれ以外って、、、、、うーーん! ちょっと話の内容的には家族の一人一人に苛々して、うまくまとまってない。それが家族ってことで、この映画なんやろうけど、すっきりする映画を好むだけに、観るのに疲れた。。
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父親が突然の失踪。病気で薬漬けの毒舌家の母の元に、3人の娘とその家族達が久しぶりに集まる。そこでくり広げられるヒューマン・ブラック・コメディ・ドラマ!? 胸糞が悪い映画で好き! 特に中盤、食事会のシーンは不快。こんなに居心地が悪い映画は久しぶり(笑) それもすべてメリル・ストリープの怪演のお陰… その他豪華キャストもキャラが立ってて壮絶な演技バトルは見応えあり。 特に残念な三女役、ジュリエット・ルイス…頭のネジが1本抜けた雰囲気、大好きだなぁ~(大笑)
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終わり方が「?」てなったけど、よう考えたらこれしか無いよね。。大円団じゃなくても、やりきったら妙に清々しい気分になるもんか。印象的なシーンが多い映画やった。演技力バトルも見応えあった。
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とにかくがちゃがちゃうるさい。終始心地の悪い映画。
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これでもか!!ってくらい女同士、しかも家族の嫌な面をぶつけ合う姿にどよーんと暗くなりそうな感じ。問題がどんどん浮き彫りになっていって、どよーん…。
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演技が素晴らしい。でもこういう映画馴れてないから解説読んだらとても納得した。
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#eiga #movie 演技と演技が悪意をもってぶつかり合って、それによって傷つく様子をただ見させられる趣味の悪さに、目が離せなくなる。そしてその中から溢れ出てくる真実がどんどん亀裂を生んで、ラストへと繋がっていく。ここまで煩いともう文句も言えない...でもこんな哀しい家族は切ないな。そしてアメリカではこれを「(ブラック)コメディ」というジャンルに括っているらしい。うーん、暗すぎて笑えないよ。強烈。
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ここで終わるかあ!って結末にはびっくりしましたが、この映画に描かれた家族間の確執は世間ではありふれていることなのかな、と思います。もちろん薬を吸ったりとかじゃないですが笑 家族には見せない一面って誰にでもありますよね。
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父の失踪をきっかけに集まった家族の人間模様。 歯に衣着せぬっていうのかな? 家族ってこんなに辛辣に率直に発言しあうものなんですかね? メリルストリープが演じる母親が爆弾発言だらけでハラハラする。 大人になるとそれぞれ言いたくないことや、家族にさえ隠しておきたいこともあるはず。 それでも支え合って守るのが家族。 そんな風には思わせない作品でした笑 それぞれの辛さとか悲しさとかあるんだろうけど、展開がブラックだからその辺気にせず見られて面白かったです。 ベネディクトカンバーバッチの可愛い歌と、クリスクーパーの息子を想う姿が素敵でした(*´ω`*)
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豪華キャストによる渡る世間はクズばかりな家族の物語。 同じ環境で育ったはずのジュリア・ロバーツを長女にした三姉妹それぞれの性格の差が面白い。 全員が何かに依存して生きている。 それも親の血。 家族って本当に面倒くさい。 メリル・ストリープ演じる母親の異常さがこの家族を象徴している。 本当はみんな弱い人間。 http://www.cinemarev.net/article/411008382.html
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ひたすら罵り合い
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メリル・ストリープがいやなオバサン役を演じてると聞いて嬉々として借りてきた。 本作の見所である会食のシーンを観ていて、何故だか地獄の黙示録の食事シーンを思い出した。個人的にあのラストシーンはモヤモヤしたので、傑作というわけでも。
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これだけの豪華キャストなのに好きになれなかったのは残念。 ウェストン家の人たちの他人を思いやらない言葉の投げ合いが好きじゃなかったのが多分ダメだった。多分チャールズと同じ感情だったんだろうなと思いました。 それが中盤くらいまで続くもんだから長く感じられた。