チェイサー (2008)

The Chaser
2008年 韓国 125分
rating 3.9 3.9
59 20

「チェイサー (2008)」のスタッフ・キャスト

「チェイサー (2008)」の感想・評価・ネタバレ

  • Yuzukappa
    Yuzukappa 4.5 2017年8月2日

    まじで何をやってるんだ警察は!!! と言いたくなる、というか、ものすごくそういう意図がこもった作品。この映画で描かれていることが事実、まぁ、全てではないことはわかってはいるが、だとしたらほんとに頭にくる。 この映画、犯人が早々に主人公によって捕まり、ん、これからどう展開していくんだ?とわからなくなるプロットがよいサスペンスを演出している。後の展開によって冒頭に書いたこの映画の意図がはっきり伝わるようになっている。 主人公が柄にもなく、というか彼に少なからず残った自責の念で、少女の家族になろうとするところがいい。そして少女めちゃかわいい。 途中途中、かーなり強引だな!というシーンがなかったわけでもないけど、テーマを伝えることにブレがなかった面、僕は気にならなかった。 でもそれにしてもそんなに見つからないものか、家とは思ってけど。 何気にプロットポイントも物凄く丁寧に時間通り配置され、お手本のような劇映画。 主人公のやさぐれ感がいい。 プライドを傷つけられたことからはじまる追跡だけれども、やはり、プライドが完全に折れたところに愛があるのだろうなぁと思った。よかった。

  • tophelos
    tophelos 0 2017年5月3日

    やっと観た

  • southpumpkin
    southpumpkin 3.5 2017年4月2日

    デリヘルの元締めを務める元警察官の男、嬢が連続して失踪したため、犯人と思しき男を確保し警察へ引き渡すが証拠がなく起訴に踏み切れない。犯人が女を監禁しているという家の場所も不明の中、まだ生存しているという最後の女を探して男が街を彷徨い続ける。 主人公の男は暴力的な警察官。警察は彼が暴力的、つまり過去の警察官像であるためにクビにしています。一度は逮捕した犯人を痛めつける主人公に「今どき拷問なんて」と、むしろ咎めるような態度を取る。犯人はそんな主人公や警察の調査をスルスルと通り抜ける知的なサイコパスという、いわば時代が生んだとも言える最先端な犯人像。住人が完全に個と化した自宅を特定すらさせません。韓国映画の代表群とされるノワールが培ってきた象徴とも言える主人公が完全に敗北を喫します。主人公、警察が時代に取り残されており、犯人の行動を読むことができない。ノワールを徹底的に嬲り殺すことによって、映画がより高品質なノワールへと昇格しています。もうこの時代に暴力刑事は必要ないのか。 犯人に連れ込まれた女の顔が徐々に絶望に染まっていく様子は圧巻。あの一瞬の不可逆性、あと数秒前だったら脱出の可能性があったのに。

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