
『引き裂かれたカーテン』とは
“サスペンスの神”と称されるイギリス映画監督ヒッチコックが手掛ける、通算50本目の監督作品。音楽は『トム・ジョーンズの華麗な冒険』で第36回アカデミー賞作曲賞を受賞したジョン・アディソン。撮影には『喝采』で第27回アカデミー賞撮影賞にノミネートされたジョン・F・ウォレン。主演は『ハスラー2』で第59回アカデミー賞主演男優賞を受賞した他、数々の受賞歴のあるアメリカの俳優、ポール・ニューマン。同じく主演のジュリー・アンドリュースは『メリー・ポピンズ』や『サウンド・オブ・ミュージック』で知られ、“デイム”の称号を持つイギリスの大女優である。
『引き裂かれたカーテン』のあらすじ
主人公のマイケル・アームストロングは、アメリカ宇宙物理学の第一人者である。ある日マイケルは国際会議に出席するため、婚約者でありアシスタントのサラと共に、デンマークのコペンハーゲンへ向かう。しかし、マイケルには他の目的があった。コペンハーゲンに着くや否や、マイケルは急遽ストックホルムへ行くとサラに告げ、会議をキャンセルする。マイケルの行先が東ベルリンであることを知ったサラは不審に思い、マイケルの後を尾行。東ベルリンに到着し、待ち受けていたのはマイケルの亡命を歓迎する記者会見であった。サラは困惑しマイケルを売国奴となじるが、マイケルはサラを残しスパイ組織と接触する……。
『引き裂かれたカーテン』のスタッフ・キャスト
『引き裂かれたカーテン』の感想・評価・ネタバレ
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結構雑な展開で(主人公の迂闊さとか)、それが逆にハラハラさせられて、最後はしっかりヒヤヒヤさせられた。ぶつくさ言いながらめっちゃ入り込んで見てた。
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駄作扱いされていますが まあまあ楽しいですよ、ポール・ニューマンとジュリー・アンドリュースもヒッチコック作品とは思えないキャスティングで新鮮です。
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1966年 アルフレッド・ヒッチコック監督 冷戦期の東西ドイツを舞台にしたスリラー映画。 主人公はスパイなので、追っ手に捕まれば殺されるし、逃走劇は見ていて息がつけないから苦手。 焼却炉に敵を頭から突っ込むシーンは、引きずられていく足だけ撮っているのが逆に不気味で怖い。 一番最後、船の上で追っ手をすり抜けるトリックが最高。
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