映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

2014年 日本 97分
rating 3.8 3.8
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「映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」の感想・評価・ネタバレ

  • Dora
    Dora 4.5 2016年5月10日

    この映画のメッセージ性の強さに涙が止まらなかった。とうちゃんに「こうあってほしい」という父像があるのがみさえ、ないのがしんのすけ。これが終始一貫してて、最後までキーになってくる。ちちゆれ運動している父親達に活気が足りないのも自分の威厳を誇示するより大事なものがあるって分かってたんじゃないかな。中盤までのミスリードがすごくって映画全体が濃密になって先が読めなくなっていた。オトナ帝国もそうだけど、しんちゃんの名作ってしんちゃんじゃなきゃものすごくシリアスでとても軽い気持ちで観れるもんじゃないよな……。今回もしんちゃん達だからこそ映画の重量がギリギリまで軽くされてたもののかなりキツそうではあった。大人の映画だなぁ……という印象で、子ども達はどれくらい楽しめるんだろう、これ。もう子どもじゃないから想像つかない。家族内での父親のポジションというテーマの他にアイデンティティーのパラドックスに対する食い下がりと引き下がり、それらを機械と結びつけることによってテーマ性を強力にしてかつ機械の無機性への疑問符まで込めている。ほんとすげえよこれ。えげつない映画だった。

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 2016年4月5日

    激賞された『オトナ帝国』に次ぐクオリティ都の呼び声高い本作。すごかったです。巧妙な『トイ・ストーリー』シリーズのオマージュであるように思いました。中盤での焼却炉のシーンは『トイ・ストーリー3』で観たことある気がします。ただ『トイ・ストーリー3』よりも演出が上手い。あのシーンのしんちゃんの悲壮感すごくないですか。 『トイ・ストーリー2』っぽさは物語全体におけるものでしょうか。量産されるおもちゃ、に言及しアイデンティティを問われた『トイ・ストーリー2』に対し、本作はもう一歩踏み込んでいます。非常に巧みなミスリードでして、これも中盤でうっかりやられてしまっていることに気づきます。哲学的な域にすら達する傑作「火の鳥【生命編】」にも通じる非常に知的で曖昧で趣深い作品であるように感じました。表向きは家庭内における父親の地位低下に言及しているにも関わらず、です。 ラストシーンも観客に委ねる(例のゲームの”勝敗”の件)ような形になっており、映画的なギミックに満ち溢れた意欲作だと思います。

  • Samurai1632
    Samurai1632 4 2016年2月25日

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