男はつらいよ 私の寅さん

男はつらいよ 私の寅さん

1973年製作 日本 107分 1973年12月16日上映
rating 2.9 2.9
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『男はつらいよ 私の寅さん』とは

同名人気テレビドラマ『男はつらいよ』の映画シリーズ第12作目。 脚本は前作『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』に引き続き山田洋次と朝間義隆が共同執筆し、撮影は前作に引き続き高羽哲夫。監督は山田洋次監督である。 主演はテレビドラマ・映画同様の渥美清、共演には倍賞美津子、三崎千恵子、松村達雄。マドンナ役として『約束』(1972年)の岸恵子を迎えた。その他にも、ベテラン俳優の前田武彦と津川雅彦も出演している。本作では、『とらや』の面々が旅に出て、寅次郎は留守番という珍しい設定である。

『男はつらいよ 私の寅さん』のあらすじ

「フーテンの寅」こと車寅次郎(渥美清)はふらりと故郷である葛飾柴又に帰る。ところが、その日はさくら(倍賞美津子)と博(前田吟)がおいちゃん夫婦の車竜造(松村達雄)と車つね(三崎千恵子)を連れて九州旅行に出発する前日。さくらは、寅次郎に留守番を任せるのであった。留守番中の寅次郎は小学校時代の親友である柳文彦(前田武彦)と再会し、文彦の妹・りつ子(岸恵子)に熱を上げてしまう。ある日、りつ子は病気で寝込んでしまい、見舞いに行った寅次郎も「とらや」に戻るやいなや床に伏せてしまう。そして、寅次郎はりつ子への好意が周りに知られたことが恥ずかしくなり旅に出ることを決心するのであった......。

『男はつらいよ 私の寅さん』のスタッフ・キャスト

『男はつらいよ 私の寅さん』の感想・評価・ネタバレ

  • enchang318
    enchang318 4 2017年7月11日

    130.2017.7.9 タコで上等過ぎるよ!

  • エミデブ
    エミデブ 3 2017年5月19日

    前半部分のクオリティや、ボリュームが増加してトータルとしてはしっかりしてるのに、あまり身に染みるような部分がなかったようにも思う。それは個人的なものであるが。しかし、なんでもこの作品がシリーズ最高の観客動員数だそうだ。忘れな草で爆発した人気なのか、岸恵子の存在感なのか、はたまた偶然の産物なのか今になってはわからない。 九州の方に旅行に行くとらやのみんな。寅さんはお留守番。自分のことを実の子供のように扱ってくれたおじさんおばさんに、恩返しのつもりで旅行というプレゼントをする櫻。それには博の賛同もあった。自分だけ留守番になることが気に食わない寅さんに櫻が言った言葉がある。「本当は私とお兄ちゃんがしてあげなきゃいけなかったことだったのよ」。よくも櫻は毎度毎度、端的に人を納得させることを言うものだ。 後半は、マドンナとのお話。今回は画家をしている柳リツ子である。第一印象こそ悪かったものの、寅と仲良くなってからは逞しく生きる美しい女性であるように映った。満男の絵を見てあげる姿はとても素敵で、面倒見のいいお姉さんという感じだ。 もちろん今回も、恋は実らないわけだが、 ぽっと出の話で急にフラれてしまうその途中段階をもう少し見ていたかった。急に登場するリツ子の片思い相手の話と失恋話。そこで恋は終わったものの、その後にリツ子が寅さんの気持ちを知り、その後の振る舞いが今回の見どころであろうか。 友達のままでいましょうという提案に、「惚れた腫れたの感情は持ってない」という寅次郎。もちろん、リツ子にとってはそれが嘘だってこともお見通しなのだ。最後に櫻とリツ子が話しているシーンでの「バカね寅さん」。これが全てを物語っている。 スペインに旅立ったリツ子。お金がないはずなのに、どうして絵の勉強に行けたのか。そこは、もしかするとかなり暗い話かもしれない。劇中に登場する画商。あなたへの投資が赤字になろうとも満足という画商は下心が見え見え。日本に帰ってきてからのリツ子のことを考えるといささか不安である。 個人的には人間の生きてる証論争が面白かった。早い話が人間は食べるために生きてる。しかし、確かにこの世界で食べて行くのは大変なことだが、人間はそれだけじゃない。絵を見たり音楽を聞いたりするためにも僕たちは生きてるんじゃないのか。さしずめインテリと言われた博は本を読み理屈っぽくもあるが、とらやのブレインとして時に大きく機能する。

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