ウィズネイルと僕

Withnail and I
イギリス
rating 3.8 3.8
27 18

「ウィズネイルと僕」のスタッフ・キャスト

「ウィズネイルと僕」の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 24日前

    汚物まみれの部屋、詰まったシンク、行き帰りのどしゃ降り雨、ぬかるんだ田舎道、濡れた薪、長靴代わりの飼料袋…どれもこれも惨めにドン詰まった現実の象徴。アルコールとドラッグで煙に巻き、虚勢を張り、くすぶり続ける日々。過去と理想にしがみつく叔父の姿に、やがて彼らは若さの末路を知る。プロコル・ハルムが流れる冒頭シーンから醸し出す、センチメンタルで怠惰で痛々しい時代の様式美。リチャード・E・グラントの、吸血鬼とシャーロック・ホームズを足したみたいにエキセントリックな「没落貴族」ぶりが際立っている。典型的ブロマンス映画であり、正統古典的青春映画。薄汚れた現実に傘も差さず、静かに雨に濡れる別れの余韻!

  • ____RiN____
    ____RiN____ 3.5 2016年3月13日

    映画史に燦然と輝くモラトリアム映画らしいですコレ。吉祥寺バウスシアターが閉館する際に記念再上映されていて、観に行きたい!と思いながら行けず、いつのまにか忘れ去っていました。あるよね、そういうやつ。 ロンドンスタイルな色男ふたりを主演に据え、不機嫌な天気の冬のイギリスで、激しくマズそうなメシをつつきながら、貧困モラトリアムの只中でヤク中モク中アル中を併発する映画。嘘つきで見栄っ張りで人でなしのウィズネイルと、神経衰弱気味で世話焼きの僕の、モラトリアム最後の冬のお話。 時折流れる粗野なロッケンロールと退廃的な映像がひたすらに文学的。英国映画ですが、太宰作品ぽいな!!という印象がひたすらついて回りました。外道オシャレ的というか。 なんですけどね、高評価な理由はイマイチ…。面白くないわけじゃないんですが、そこまでの傑作か?コレ、と思ってしまった理由を考えてみました。 ふむ、なるほど、これってばめっちゃ男性映画ですわ。ハードボイルドって言ったらいいのかな、男が憧れる、あるいは共感する男性像なんでしょう。いまいち共感的理解が追いつかず、オシャレだなー!雰囲気あるなー!で終始してしまいました。あれだわ、「ロング・グットバイ」とかと同じ感じ。 ただね、わたしにもし腐女子的素養があれば、メチャクチャグッときたと思うんですよ。だってこれ、メンヘラな俳優崩れの美形の彼氏に手を焼く世話焼き彼女の話みたいだもん。それを男同士でやってるわけですから。 まあ友愛だって愛ですから、恋愛と似たような場面は当然あるんだろうけどね、それにしても思わせぶりで詩的だよね。 髭剃りのたびに切れちゃいそうな白い喉とか、触れてしまいそうな高い鼻とか、神経が高ぶると薔薇色に染まる涙袋とか、透き通るような青い瞳とか、フェチをくすぐりそうなショットもとにかくたくさんありました。そういう楽しみ方すればいいのかなコレ。 「こゝろ」でさえゲイ文学と受け取った英国人、この映画はどんな心持ちで見てるんだろうな…。 Are you a stone, or a sponge?

  • hole_ana0
    hole_ana0 4.5 2015年11月14日

    愛すべきウィズネイル

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