江分利満氏の優雅な生活

江分利満氏の優雅な生活

1963年製作 日本 102分 1963年11月16日上映
rating 4 4
1 0

『江分利満氏の優雅な生活』とは

直木賞を受賞した山口瞳の同名小説を映画化。昭和30年代の戦中にあるサラリーマンが小説を書くことになり、やがて直木賞を受賞するに至るまでの物語を描いた作品。井手俊郎が脚色、岡本喜八が監督を務めた。アニメーションや特殊撮影などの映像技術が多様されており、斬新な手法が用いられている。岡本監督のこれまでのアクション色の強かった作風から一転、自身も戦中派であることの己の心情を押し出した本作は、重いテーマを含んだものに仕上がっている。のちに岡本監督は、この作品をお気に入りとして挙げており、代表作とされている。

『江分利満氏の優雅な生活』のあらすじ

36歳の平凡でさえないサラリーマンである江分利は、無気力な日々を送っていた。ひょんなことから小説を書くことになった江分利は、自分自身の人生について振り返り、自身の日々の暮らしを小説に書いてみようと思い立つ。妻子のこと、父のこと、戦争のことなど綴っていく。そして、それらを綴った小説は、直木賞を受賞することになる。映像の表現には、アニメーションや特殊撮影が多様されており、映画をコミカルに盛り上げていく。しかし、コミカルなものだけに留まるのではなく、父親の話になると、重いテーマが頭をもたげるのだ。そんな日々の暮らしを過ごしながら、今日も江分利は酒を飲んでは、管を巻くのである。

『江分利満氏の優雅な生活』のスタッフ・キャスト

『江分利満氏の優雅な生活』の感想・評価・ネタバレ

  • tmmyon

    山口瞳の小説の映画化なんだけど、この「江分利満氏」自身が山口瞳なんだと思う。 別に大した事件とかは無くて、ただのサラリーマンがあるきっかけから「江分利満氏」というほぼ自分がモデルの小説を書き始め、それが直木賞をとるという流れを追う話。 でも、なんか語りとか小技とか味が合ってよかったな~私の好きな「ゆるい邦画」に仲間入り。

『江分利満氏の優雅な生活』に関連する作品