夜になるまえに

Before Night Falls
アメリカ
rating 3.1 3.1
20 2

「夜になるまえに」のスタッフ・キャスト

「夜になるまえに」の感想・評価・ネタバレ

  • mazda620
    mazda620 3 2016年6月21日

    1960年代のキューバ、作家の男が自由を追い求め続けた生涯を描いた話。 自由な表現を制限する時代。芸術家というだけで警察に追われる社会。それに加えて主人公アレナスはホモセクシャルだったので当時のキューバにとってその2つの肩書きにはまるだけで大罪だった。 自分が思ったことを発信して何が悪いんだろう、自分が好きだと思う人を愛して何が悪いんだろう。自国の仕組みに違和感をもちながら、彼は死ぬまで表現を続けた。 私は異性愛者だけど、同性愛の人達の、自分の内だけに留めない周りを巻き込むように意思を発信していく、その力強さにすごく惹かれるのでゲイの人をすごく魅力的に思う。周りが世の中がどうかの前に、自分の人生だからっていうぶれない歩み方にすごく心を動かされるから、マイノリティ映画(という言葉が既に差別的だけど)はすごく好きなジャンル。 ただ好みな映画だっただけに映画の作りには残念だなあと思う点が目についてしまった。ノンフィクションの映画や誰かの生涯を描く映画は、「こういう人間がいました」だけの描き方はやめてほしい。映画にする以上ただその人の人生をストーリーにしておしまいにするんじゃなくて、もっと響かせるくらい突きつけてほしかった。すごくシンプルにまとめてるけど、この映画を見て感じた良さはアレナスの人間性であって作品に対してではなかった。興味がある人こそ面白いと思えるかもしれないけど、マイノリティの表現にまったく興味のない人が見てこの映画はどう届くのかなって思う。映画の好みに差が生まれるのは自然なことだけど、作者が既にわからない人はわからなくていいっていうラインをひいてるように感じた。 『貧しかったけど子供の頃が一番だった』というアレナスの子供時代がものすごく印象的で焼き付いてる。純粋無垢で良いも悪いも、何もかも初めて知る子供が一番自由なのかもしれない。良い悪いの判別がつくようになってしまうから、自分の表現に、周りの目線に、苦しくなる。亡くなったアレナスは今、本や映画になって多くの人に感じてもらって初めて子供の頃と同じくらいの自由を感じれた気がする。すごい切なかったな、

  • Takumi_Hashimoto
    Takumi_Hashimoto 3 2015年3月4日

    深い

  • mayo0401
    mayo0401 5 2014年8月1日

    映画に対する熱というか、生きることへの執着というか、なまなましいけどうつくしくて、いやらしいけどはかないような、なんとも言えない感じだった。物凄く好き。