ベイマックス

ベイマックス

Big Hero 6
2014年製作 アメリカ 102分 2014年12月20日上映
rating 3.9 3.9
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『ベイマックス』とは

アメリカのマーベルコミックス『ビッグ・ヒーロー・シックス』をディズニーがアニメ映画化。第87回アカデミー賞長編アニメ賞を受賞。また同時上映された『愛犬とごちそう』が短編アニメ賞を受賞し、W受賞となった。世界興行収入は6億5千万ドルを突破し、2014年アニメーション映画の中で最もヒットした。監督は『くまのプーさん』のドン・ホールと、『アナと雪の女王』のクリス・ウィリアムズ。制作は『塔の上のラプンツェル』のロイ・コンリ。『トイ・ストーリー』でアカデミー賞特別賞を受賞したジョン・ラセターが制作総指揮を務める。『ピクセル』、『シュガー・ラッシュ』のヘンリー・ジャックマンが音楽を担当している。日本とサンフランシスコが融合された架空都市が舞台となっている。

『ベイマックス』のあらすじ

未来都市サンフランソウキョウに住む主人公の少年ヒロは、大学生の兄タダシと暮らしていた。ヒロは天才的な化学の才能を持っており、飛び級で高校を卒業したが、夢も目標もなく毎日を過ごしていた。ある日、ヒロはタダシに大学へ連れて行かれ、ロボット工学と出会い、大学に入りたいと思うようになる。大学の発表会で、ヒロは自分で作った小さなロボットを提案。教授から高評価を得ると、大学への入学が決定した。しかしその直後、会場で爆発が起こり、兄のタダシが死んでしまう。タダシの死を前に、悲しみに暮れるヒロ。そんなヒロの前に現れたのは、タダシが作ったケアロボット「ベイマックス」であった。

『ベイマックス』のスタッフ・キャスト

『ベイマックス』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 2 2019年11月22日

    ロボット工学を学ぶ兄を超える才能を持つ天才少年は不慮の事故で兄を失ってしまう。そんな兄が残したのは白くて丸いケアロボット、ベイマックスだった。 マーベルを買収したディズニーが手掛けるハイブリッドな映画。ストーリーはかなりマーベルの色合いが強い。ヒーローものであるし、予期せぬ悪役の登場などもある。昨今のディズニー映画を期待して鑑賞すると少し面食らうかもしれない。クライマックスのアクションシーンは十分に『アベンジャーズ』である。本作はマーベル映画がディズニーというフィルターを通過して、あるいは濾過されて完成された異色の映画であることに意味があると思う。ディズニーらしい、それこそプーさんみたいなベイマックスが突如アイアンマンの如きスーツに身を包むのだから面白い。

  • maki

    ベイマって呼んでる

  • エミデブ
    エミデブ 4 2017年8月29日

    すっごく面白かった。 マーベルの原作をアニメ化するためか、良い意味で「ディズニーらしくない」要素をたくさん詰め込んでいた。 それはまずストーリーからもうかがえるだろう。親を亡くし、叔母に育てられ兄までも失ってしまう冒頭のストーリーはあまりに悲しく、またそのことで心を閉ざしてしまうヒロと明るく振る舞う叔母にはかなり胸を締め付けられた。 それと楽曲。フォールアウトボーイがディズニー映画に使われるなんて。他にも既存の楽曲を使いエンディングテーマはAIのstoryである。 また、アメコミとしての本気度も伺えた。かなり細かくリアルなCGは、実写でも使われるレベル。施設が丸々飲み込まれるシーンなんて迫力が半端じゃない。 思っていたストーリーとは全く違ったが、思っていたように泣かされた。 サンフランソウキョウという舞台も魅力の1つ。見入れば見入るほどその面白さに気づく。ゴールデンゲートブリッジが鳥居になってたり、勾配の多い街並みや路面電車はサンフランシスコを思わせるがベイマックスが飛んで周る街並みは日本的な家屋ばかり。それどころか五重塔まである。このミックスされた世界は異世界だけどどこか身近、そう思わせる。 アメコミだけあって、各キャラが能力を活かし大活躍するのだがそこはもう、誰もが望んでいる部分であることは昨今のブームを見れば分かることだろう。 「あなたはもう大丈夫ですか?」 この言葉を聞いて感極まって涙した。ケアロボットであるベイマックスは優しい心だけで動いていて、その根底にあるのは兄の思い。想定外ではあるだろうけど、兄の思いが遠い道のりを経て弟を「大丈夫」な状態にしようとするのだ。心を閉ざしたヒロをベイマックスはその状態にしようとする、お金や見返りのためではない、優しい心だけなのだ。そして、ハグをして、ヒロの悲しみを拭おうとするベイマックスの気持ち、これは涙が出る。昔、母の胸に抱きついた幼少期を思い出す。 すごいのは、最後までみんながベイマックスに癒されたということ。大事な人を失った人を救い、心を閉ざす友人を心配する家族や友人を救い、異次元に飛ばされた人の命と、その親の気持ちまで救う。今更、賞レースに感化されるつもりはないが、アカデミー賞長編アニメーション部門受賞とはここまでやるか。 ただ4.5をつけた理由としては、もう少しドラマを掘り下げても良かったのではないかと思ったからだ。ディズニーにしては、かなりせめた設定なだけに、そこを掘り下げないと、なんというか勿体無いが、アメコミを原作としているからこそ、そこも盛り上げなければいけないバランスが難しいところだというのも分かる。これでは少し詰め込みすぎで短すぎた。良く言えば「もっと観たい」。 エンドロールの後に流れるフレッドの父親が誰なんだろうと思ったら、どうやらマーベルの名誉会長だったらしく、僕はあんまりマーベルを観ないから分かったところで全く何も感じなかったんだけど、ファンとしては嬉しいシーンだったのでは。 その息子がビッグヒーロー6のメンバーという裏設定も面白い。なるほど金持ちなわけだ。

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