誰よりも狙われた男
誰よりも狙われた男
A Most Wanted Man
アメリカ・イギリス・ドイツ 2014年10月17日上映
rating 3.7 3.7
52 31

『誰よりも狙われた男』の感想・評価・ネタバレ

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 3 2016年12月18日

    【できる奴が出世するとは限らない】 ジャンルとしてはスパイ映画に分類されるのだと思うが、ミッション・インポシブルや007のようなアクションやエンタメ色の強い映画とは全く趣きが異なる。重厚で 小説を読んでいるような味わいがあり リアリティがある一方で、胸のすくような鮮やかなアクションやハラハラドキドキするようなシーンは皆無に近いから退屈に感じる人も多いかもしれない。が、実際の諜報機関の活動は社会の中に潜みつつ一般市民の目には決してそれとわからず 地味に密やかに行われているのだろうから現実モデルに近いのだと思う。 主人公はドイツのテロ対策諜報機関の男バッハマン。ある日イスラム系過激派の一味と思われるチェチェン人の青年が入国してくるのだが、バッハマンのやり方は、青年を直ちにテロ分子として逮捕・監禁・尋問するというものではない。青年は下っ端であり、テロの協力者ではあるが直接的なテロ行動はしないものと見極め、泳がせて やがて こちら側に取り込み、もっと大物の 真の悪党の尻尾を捕まえようとするのである。実際のところは定かではないが、目先の歩兵ばかり闇雲に捕らえていても モグラ叩きに過ぎずテロの首謀者や黒幕には辿り着けないのだと考えれば 合理的な方法にも思える。 かくしてバッハマンは上部組織やアメリカCIAの思惑をよそに着々と事を進めていくのだが。。なんというか、いろんな意味で溜め息が出てしまった。結局、頭が切れようが 仕事ができようが 最後は政治力がものを言うことだろうか?いや、人の立ち位置を見定めた上での根回しや懐柔を含めてはじめて「仕事ができる」というべきか? こういう展開を予想していなかったのでちょっと唖然としてしまった。何かを成す時のアプローチの違いや、組織の中でやっていくには少なからず政治力も必要なんだという辛辣な皮肉を感じる、渋さ漂う映画であることは確かだ。 本作が遺作となってしまったフィリップ・シーモア・ホフマン。ニヤケているようで眼光鋭く、頭が切れるけれどいけ好かない役柄のバッハマンになりきっていた。決して好みの映画ではないが、現実に潜む脅威の存在を感じさせる作りと、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技には点を献上したい。

  • Yamanaka  Akira
    Yamanaka Akira 3 2016年5月15日

    地味ーに面白い映画です。 リアリティーのある展開に突っ込みたどころもあまりなく、ジワーってくる映画です。

  • めろん餃子
    めろん餃子 3 2016年2月6日

    ぼーっと見すぎた

  • さくら
    さくら 3 2015年10月15日

    #eiga #movie スパイ映画、だけどもものすごく地味なスパイたちのお話。きっと現実のスパイはこれくらい裏で地味に動いているのだろう。緊張感高まるほど地道に細かく積み上げられたものがラスト一瞬で驚きの結末に。ああ「やりきれない」とはこういうこと。含みのある抑えられた演技が最後に意味を成す。

  • Yumiko Na
    Yumiko Na 5 2015年10月5日

    フィリップ・シーモアありがとう。 彼の彼らしい最後の作品。

  • tora

    ル・カレ原作なら間違いない!と期待を込めて鑑賞。ル・カレの代表作サーカスシリーズと違って組織、人間関係の構図がシンプルなので、本作は鑑賞中大きな混乱もなく冷静にストーリーを追うことが出来ました。海外からの移住者にも開かれた港湾都市、それ故9.11の首謀者の潜伏先になってしまったハンブルクが舞台って事でドイツ内でも組織間で潜伏したターゲットへの対応に非常に温度差がある事が描写されていて興味深かったです。(9.11と同じ轍は踏みたくないから疑わしきは即座に逮捕というモアの所属する組織、泳がせて更に大物を釣ろうとするギュンターの組織) ターゲットへの対応を巡り組織間の主導権争いが生じる中で介入してくるのはお決まりのCIA。。このCIAが要所要所でギュンターに力を貸し、タッグを組むように要求してきます。このあたりから組織間の駆け引きやギュンターチームの作戦行動がスリリングになってきて派手さはないんですが、一つ一つのミッションにジリジリと緊張感を漂わせてきて、そのリアリズムを感じさせる演出に一気に惹きつけられました。渋い。 フィリップ・シーモア・ホフマン演じるギュンターは序盤ではややモラルに欠けた人間のように描写されますが、物語が佳境を迎え登場人物それぞれの出自や目的意識が明らかになっていく過程で、実は彼は理性的な人物である事が伺え、そう捉えるように僕はなりました。その事で一気にギュンターの抱えている責任感、苦悩が画面越しに伝播されてきて感情移入してしまいました。だからこそあの結末は本当に悔しいなあ。妨害してきた車はやっぱりあれかと。。正義の定義とは何なんでしょうか?最後のセリフとなってしまったfu⚪︎k!!も本当に良かったし、左巻きの理想主義弁護士に向けて言い放った「あんた今どこにいる?分かってないだろ。ここは現実の世界だ」っていうセリフがドスンと胸に刺さりました。フィリップ・シーモア・ホフマンに合掌。

  • Tetsuaki
    Tetsuaki 3 2015年9月4日

    P・S・ホフマン最後の主演作。 地味なスパイ映画だが、とても重厚でとてもリアルな作品。 この映画のラストはとても印象的。 「Fuck!」からのトム・ウェイツ… やばい…脳裏に焼き付いて離れない… 年老いたP・S・ホフマンの演技をもっと観たかった… 残念…

  • ( ˙³˙)
    ( ˙³˙) 3 2015年9月2日

    裏切りのサーカスが初見でさっぱりわからなかったので大丈夫かしら?と思いつつ見てましたが大丈夫でした。むしろかなりシンプルでは。だからかラストでガツンとやられました。ラストー!

  • fuyu

    ドイツの秘密情報機関なのでCIAやMI6のような派手さはない(笑)話や演出も地味~。フィリップ・シーモア・ホフマンとウィレム・デフォーが地味なのは味気ない。 最後はドキドキしたけどね。

  • ごとー
    ごとー 0 2015年7月10日

    2015/07/10 なんだこれ…。あんだけ入念に準備してきて簡単に裏切られるのか…。でも実際こういうことが世界のどこかでは起こってるんだろうな。

  • ましろや
    ましろや 4 2015年6月1日

    レイチェルマクアダムス スパイ映画 ラスト

  • m-b.b

    気が散って全然わからんかった

  • 鈴木竜也
    鈴木竜也 4 2015年5月10日

    ラストシーンの語らぬ背中。

  • えりこ
    えりこ 4 2015年4月21日

    フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作です…公開時には既に亡くなっており、 彼へ捧げる、とのクレジットがありました。 こんなに人を惹き付けて、 素晴らしい演技をする人が何故この若さで亡くなってしまったんだろう…。 観ている間中、切ない気持ちでいっぱいでした。 物語自体も色々切なくて。 フィリップ、安らかに…。

  • Tate Keigo
    Tate Keigo 3 2015年4月10日

    裏切りのサーカスのように、静かにかつ重く流れていくスパイ映画。 決して派手さはないけど、それぞれの組織の探り合いと頭脳戦、駆け引きが見所です。 ラストも好きです。

  • Fumihiro Yamanouchi
    Fumihiro Yamanouchi 3 2015年2月27日

    派手なアクションがない分、じわじわとハラハラしました。不似合いにかわいいレイチェルマクアダムスが、しっかり溶け込んでました。

  • yukakurobe
    yukakurobe 3 2015年2月26日

    『誰よりも狙われた男』鑑賞。諜報員の映画だけど、派手なアクションがあるのではなく諜報員である前に一人の人間として感情に焦点を当ててる作品。表情で伝える作品。 昨年に亡くなられたフィリップ・シーモア・ホフマン。ご冥福をお祈りいたします。

  • yuuko

    行き場のないせつなさが残る。ピアノのシーン、母を思い涙するチェチェン人。役者がすばらしく、地味だけど、心に滲みるスパイ映画。すべての世界に平和が訪れますように。

  • shusaku

    ナチュラル芝居のホフマンがいい。あのラストのキレぐあい、テンションは流石です。一瞬で物語すべてが表現されていた。ご冥福をお祈りします。

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2014年12月20日

    所詮この世は壊れた箪笥、あっちを引っ込めればこっちが飛び出す。地味なスパイ映画だが、じわじわと全容が掴めるにつれ面白くなる。『ラスト・ターゲット』がトホホガッカリだった監督アントン・コービンも、タイトに巧くまとめてあった。けどやはり、過去最高くらいに重たそうな身体で、酒と煙草を手にストレスフルな裏稼業を体現するフィリップ・シーモア・ホフマンありきかもしれない。昔気質のリアリストで、非情に見えて気遣いも半端なく、シャツの汚れた袖口にぐっときた。この人どんだけ修羅場くぐってきたんだと。とりあえず彼の言うことには従った方がいいんじゃないかと。だからこそ小さな魚で大きな魚が釣られた時、彼のFxxxxxxk!!!に打ちのめされる。そしてあのラストショットに、虚しい空席に、行かないでくれよう!世界にはまだあんたが必要だよう!と泣けてくるのだった。