
『100歳の華麗なる冒険』の感想・評価・ネタバレ
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100歳のおじいちゃんが老人ホームを抜け出して、次々事件に巻き込まれてゆく(巻き起こしてゆく?)とにかくシュールでちょっとブラックなコメディ映画 なにかしらの教訓や感動を求めているのであれば、これはそういう映画ではないので肩の力を抜いて見ましょう さて、この映画の面白いのはペースが一切乱れないところです 主人公アラン(100歳)を中心に巻き起こる問題と過去の回想で成り立つ本作ですが、そのなかで人が死のうと大統領に会おうと時代の激動に巻き込まれようと彼は全く動じません。常にマイペース。 でもそれは観ている側がイライラするようなマイペースではなくて、媚びず、怒らず、蔑まず、考えたってしょうがない、なるようにしかならないの精神をとことん突き詰めたようなマイペースで、逆にすがすがしさすら感じます まぁ実際こんな人間がいたらただのやばい奴なんですけどね ちょっと自分は観たことのないテイストだったので新鮮でした スウェーデン映画ってはじめて見ましたがこういう感じなんですかね 結構好きです
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100歳のアランにこれだけ振り回されるなんて、出会ってなくてよかった!と思うくらい天然魔性の男かも?(笑)
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このじいさんタダ者じゃない! さて彼をどうみよう。福の神のような疫病神のような。まさに塞翁が馬な人生。彼の人生の締めくくりに起こるハチャメチャな事件を描くロードムービー。 ダーキー。笑えねーよ?!というツッコミ待ちされてる感じ
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人がいっぱい死んじゃうのに笑える映画(笑)老人ホームを脱走した100歳のおじいちゃんの物語。振り返る人生が壮大です…1世紀分だもんね(๑′ᴗ‵๑) 2015.12月鑑賞
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2015/12/06 冒頭の飼い猫を殺された復讐に狐をダイナマイトで吹き飛ばすシーンからぶっ飛んでるなとは思ったけど終始ぶっ飛んでて面白かった(笑)事が上手くいきすぎて意味わからないとこがまたいい!
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#eiga #movie おじいちゃんの、天然というか自然な行動が様々なひとを巻き込んで思いもよらぬ方向へと進んでしまう。ジャケットから可愛い映画なのかなと予想してしまったのも相まって、結構なブラックコメディでわたしは笑えなかった。マイペースというよりは、むしろ、達観し過ぎで怖いよ...ウソのようなストーリーばかりで、ウソであって欲しい。幼い頃に見ていたらトラウマになってたかもしれない。
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スウェーデン映画。映画館で見逃してたのでDVDで。これめっちゃ面白かった。ゆる〜い感じが何とも言えない。回想シーンは笑わずにはいられない。行き当たりばったりでも人生なんとかなるよって言うおじいちゃんが素敵。
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ファンキーなおじいちゃん 静かに激しい事するから面白い こういう雰囲気の作品好きだな
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流れに逆らわずに生き続けると、アランじいちゃんのように飄々とした感じになれるのかな? 何事にも決して動じない、静かな貫禄に敬服☆
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映画館で観た。お爺さんの異常な行動力の理由が、じょじょに過去が、分かっていくにつれて明らかになっていく。笑えるくらいすごい経験してる。
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@柏キネマ旬報シアター 人生、なるようにしかならない〜亡くなったお母さんの言葉。 成り行きまかせで生きてきた100歳の人生は、痛快でまさに華麗。
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これは秀逸。 笑い転げながら観てました! ほぼブラックジョークです(笑)
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2015,2,15
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華麗なる冒険というか『ダイナマイトどんどん』だった。青年時代から100歳まで1人の役者が演じてるように、これは落語に近い。老人が辿った数奇な20世紀を点描するエピソードと現在の逃避行が平行するが、どちらも先が読めるワンパターンが続くので正直飽きてしまった。激動の時代背景もネタに過ぎないし。たぶん、小説で読めばもっとナンセンスな味わいがあるんだろうか。100歳の老けメイク&演技は悪くないが、個人的にやっぱ枯れきった本物の年寄りが観たい訳で。しかも岸辺シローに見えてしょうがなくて。
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前評判と期待値が高すぎた! 北欧映画好きなので外せないし観られて満足なんだけど、もーー言うことなし!!ってところまで行けなくて残念。 ブラックジョークはわりと好きな方なんだけど、アランおじいちゃんが可愛いだけに、彼とブラックジョークは組み合わせてほしくなかったというのが正直なところ。 でもきっと、好きな人は好きなんじゃなかろうか。 個人的に「フォレスト・ガンプ」とかあまり好きじゃないので、フランコとかスターリンとか、いる?そのくだり…といった感じ。 それも最後の最後に回収してくれるならまだしも、オチにはまーったく関係無かったし。 回想はおいといて、おじいちゃんと個性豊かな仲間たちの逃亡劇、マイペースな刑事とドジなギャングのおっかけは楽しかったんだけどね◎
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2014/12/22 ええ?! これがスウェーデン映画?! 若干イメージが違う、、、。なんかブラックすぎませんか? 時折挟まれる森や湖の景色などはそれっぽいけど、じいちゃんが世界を股にかけて冒険(?)していたり、どこか適当な大騒ぎがちょっとクストリッツァの映画の雰囲気を持っていたりするために、ザックリ「ヨーロッパ」的な空気を出していました。 世界大戦や東西冷戦の構図を軽くおちょくり(お前かー!広島・長崎の悲劇のもとはー!!)、メッセージ性もあるのでしょうが、あまり気にせず呑気に観ることをお勧めします。 もう少しじいさんが愛らしかったら(20代から100歳までを同じ俳優さんが演じていらして、感心しますが)、もっとほのぼのしたのかな。意外とずる賢い気がする、、。
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100歳になるアランじーちゃんが、ひょーんな事から老人ホームを抜け出し、ひょーんな事から大金をゲットし、その持ち主であるギャング達から逃げまわるお話。 「人生はクローズアップで見れば悲劇、ロングショットで見れば喜劇」というかの有名なチャーリー・チャップリンの名言がある。 アランじーちゃん自身が歩んで来た道はどれもありえないぐらい、不思議な縁で繋がった華麗なる人生だ。 仕事したり友人と飲んだりと、どなたでも体験している、どこにでもあるような日常のようにしれっと語ってはいるけれど、その出来事をよくよく見ると仕事内容や飲む相手、シチュエーションが結構ハードな出来事になっている。 もし一歩でも間違ったら、命を落とすか、ただの飲んだくれの残念なおっさんになっていたかもしれない。 でも、どんな人生を歩んだにせよ、このアランじーちゃんにとっては、なんてことはないんだろうけど。 まさに、「考え過ぎるな、人生なるようになる」というアランじーちゃんのお母さんの言う通り、何が起きようとも人生万事塞翁が馬のごとく、悩んでも仕方ないのかもしれない。
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広告の雰囲気とは違ったブラックユーモア満載の映画。おもしろかった。
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100歳のおじいさんが誕生日に老人ホームから脱走。 ほのぼのとした話を予想していたら良い意味で大いに裏切られました。とんでもなくブラックユーモア満載!ぶっ飛びジジイの痛快ロードムービーでした。後味の悪さを感じさせないのはきっと主人公のおじいさんに野心がなく、「やりたいように生きる!」と生き様が一貫しているから。 いやあ、かっこいい。 余談ですが、劇中登場するヤクザの親分が『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『スナッチ』でも似たような役をやっているアラン・フォードという俳優さんでテンション上がりました(笑)
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天才スピヴェットが夢いっぱいの子供のおもちゃ箱なら、このブラックユーモアたっぷりの知的でニヒルなスウェーデン映画はまさに大人のおもちゃ箱。かなり好きでした。 100歳のアランが思いつきで老人ホームを脱走するお話。このアラン、かなり自由。愛すべき自由人。 人生なるようにしかならないんだから気楽にいこうぜっていうスタンス、奇想天外なストーリーと、いやいや嘘だろって笑いながらもワクワクする(主に戦争関連の)ネタの数々は、知ってる人に対しての愛。 人生は、どうなるかわからないから面白い。言ってみたいセリフ、これが言えるようになったらきっと大人。