
『オオカミは嘘をつく』の感想・評価・ネタバレ
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これは、70年後期〜80年代前半で、流行った様なサスペンスミステリー。例えていうなら、氷の微笑とか? 説明が少なく、どんどん展開していくが、最後のオチを観せたいからこそ、だからなんだろうが。 スジが通っていなさを感じるし、物足りない。 そのぶん、深みも展開していくドラマ性「感泣」も薄く、俺からすると、子供騙し映画みたいで、苦笑をしてしまった。 批判して申し訳ないですが、宣伝を観て「面白そうだぞ」と思ってみたのに、ちょっと哀しい。
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オオカミは一匹でなく、群れるもの。獲物の匂いを嗅ぎ付けて寄ってくる。モロには見せないけど痛ーい拷問映画。登場人物みんな信用できず、どうも最初からわざと観客を混乱させる違和感や不快感を仕込んであるみたいで、それを納得させるための結末が後味悪いよー。背景にはイスラエルが抱える問題もありそうだが、カットやアングルが確かにタランティーノっぽくもあるし、残酷な緊張感と間の抜けたユルさが極端で、ブラックな笑い所も多い。それも含めてぜんぶ細かく計算尽くで、巧いっちゃあ巧いんだけど、おかげでどこかで観たような気がする要素の寄せ集めにも感じてしまった。バディ・ホリーの使い方、またかと思ったし。アラブ人の馬上から目線は面白かった。
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ずっといらいらする
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全編にわたり緊張感があり、ラストまで引き込まれました‼︎ サスペンス的要素はもちろん、随所に見られるちょっとした笑い要素も面白かったです‼︎ 個人的にはカメラワークがとてもかっこ良くて、しびれました。
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タランティーノ絶賛とのことで気になっていた本作をようやく鑑賞。どんでん返しで煽ってくるタイプの予告だったので心配だったのですが、少し趣の異なる映画でした。 娘を殺された男がその容疑者、刑事を監禁し復讐します。マウントが常に入れ替わる『キサラギ』的映画を予想していたのですが、基本的には娘を殺された男が容疑者の男に拷問を加える、という構成。ただ非常に綺麗に伏線が張られているためうまいことミスリードさせられます。ただどんでん返しを期待して鑑賞すると少し浅めなので肩透かしを食らうかもしれません。気をつけて下さい。 イスラエルというお国柄からこの映画のテーマを"暴力"である、とするレビューを見かけてなるほどなあ、と思いました。どんなに温厚そうな奴でも暴力性を常に秘めているということなのでしょう。
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イスラエルの映画、というところがポイントで、暴力についての問題意識は分かる。でもオチが読めてしまうし、不愉快さが勝ってしまった。
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怖くて途中でやめた
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拷問痛い痛いなのに時折挟まれるコメディ感?にびっくり。あとすごい仰々しいBGMとか。でもラストのカットが陰鬱で…見たあと嫌な気持ちになりました。前半にフラグだーと思ったものがちゃんと回収されてあー…って落ち込む
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10/12 レンタル ラストに期待しすぎたかな… それなりに楽しめましたが…
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ストーリー イスラエルのとある森で少女が行方不明になる。警官・ミッキは地元の中学校で宗教学を教える教師・ドロールが犯人だと睨み、手荒な手段で自白を迫るが証言を得られず捜査は失敗に終わる。そして捜査の甲斐なく少女の惨殺遺体が森から発見されてしまうのだった。 殺された少女の父親と、犯人を取り逃がしたミッキのそれぞれが容疑者ドロールに接触するが... いやー、クソ映画ですね!笑 俳優さんがイマイチ、ドロールはいいとしてミッキが微妙、ギティには凄みも恐ろしさもない。 音楽は悪くないのに中身が追いついてこないからまぁシックリこないね。 あと酷いのは邦題ね。原題は『big bad wolves』なのに邦題は『オオカミは嘘をつく』になっている。じゃあ本当の悪いやつはウソついてるの?犯人ぽくないヤツ怪しくない?とタイトルから軽くネタバらしをされた気分になるよねこれ。 『今年のナンバーワンだ』って宣伝書いたヤツが一番の嘘つきオオカミだよ!!笑 褒めるところがほぼない、ある意味スゴイ珍しい映画だったな。 #ネタバレ
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もろもろ予想を裏切る拷問系ブラックコメディ、 オオカミは最後の最後までウソをつくんだなぁ、 人間の心が残ってたのは警察のほうだったんだねぇ、、キャラクター設定のおもしろさと非日常と日常の織り交ぜ方、そしてイスラエルの国際問題にもふれたウィットにとんだ話だとおもった。たーだ、なーーーんとなく、読めてしまったのはなんでだろう。しかし見やすかった。 二回目みると全く違う内容にみえるのが面白い。
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映像に音 って本当に大事なんだ。凄く真面目なのかと思いきやクスッとさせる所ありでラストはどーなの?
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2015/02/25 そもそもなんであの人、容疑者としてピックアップされちゃったんだろう? とか、余計なことは考えなくても良いのかもしれませんが、気になっちゃって。 容疑者の取り調べから、不条理な拷問までの数日間だけを、凝縮して見せたかったんだろうから、そこはもう、かなりテンポ良く観れて面白かったです。ちょいちょい挟まれるブラックユーモアが特徴。イスラエルの社会事情なんかも垣間見れて興味深いです。ああ、タラちゃん、好きそう!な映画だったけど、ラストはもう一捻り欲しい!! 余談ですが、何故か観に行く日の朝から、バディホリーの「EVERYDAY」が浮かんでずっと歌っていて、映画で観たら効果的にこの曲掛かって、ビックリしました。こういうデジャヴ的な事あると嬉しくなります
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それなりに飽きずには見られたが、それほど衝撃のラストでもなかった。
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登場人物全員に毒がありすぎてほんとに犯人誰なの?って感じだったけれど、予告ではすごいバイオレンス!重厚!みたいな感じだったのに実際見たらちょこちょこ笑いを挟んできてた。その笑い要るやつだったの?面白かったけどさ!
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少女の失踪、首のない遺体、誰が少女たちを惨殺したのか?浮かび上がる容疑者に対する、警察官と娘を殺された父親の常軌を逸した復讐劇が始まる。 まともな人間が誰1人として出てこないので、すべてが怪しい。いやもう、しびれました…!拷問シーンの張り詰めた瞬間に突っ込まれるブラックコメディには、思わず笑ってしまいましたwあのアラブ人は何者なんでしょう(笑) ラストの呆気なさには少し肩透かしをくらいましたが、それでも観る価値は十二分にあると思います。イスラエル版「凶悪」ここにあり!
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2014/12/06 シネリーブル梅田 あのタランティーノが絶賛したと言われるイスラエル映画。冒頭のシーケンスから緊迫感のある映像でグイグイと引き込んでいくところは見事。拷問シーンでは金槌やペンチ、しまいにはガスバーナーまで使った、かなり見ていてイタいシーンが繰り広げられるのだが、映画自体は実はかなりコメディタッチで、緩急のつけ方もなかなか計算されているように思う。少女誘拐殺害事件の容疑者、それを追うアウトロー刑事、復讐に燃える被害者の父親と、どう考えてもただでは済まない三つ巴の攻防は、イスラエルというお国柄を考えると深く考えさせられるところだ。ラストで判明する見事なミスリードもなかなかうまいと思う。
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最初に映倫マークが出るじゃないですか。そこにR18と書かれていたので、どういうところでひっかかったのかなーと思ってたのです。内容的に絶対エロじゃない。となるとものすごい残酷な死体でも出てくるのかと。違いました。暴力でした。成人映画指定されると上映される映画館が絞られてしまうし、一般的に宣伝もできなくなってしまうので、欧米(特にアメリカ)の映画製作者は、それを避けるためにいろいろ編集すると聞いています。レイティングシステムの「検閲」に慣らされてしまった感覚からすると、かなり痛い、そして残酷な暴力の一方で、微妙なブラックジョークが混じっていて、かなり困惑しました。たぶん、この不思議な感覚は、文化の違いなのかなとも思いました。ミステリというには雑ですし、コメディと言うにはブラックすぎる。そんな映画です。
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2014/12/12 ヒューマントラスト有楽町 タランティーノが好きそうだ。血がいっぱい出て笑える。でも、タランティーノは割と正義の人なので、こういう風にはならないのかもしれない。
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犯人は羊のような顔した先生だったの?あれだけの拷問を地下室でずっと受け続けでも自分はやってないと嘘を通してた?雰囲気からするといかにもサイコっぽい感じだったけど、嘘を付いてたのは警官の方だったってオチかな。原作がBig Bad Wolvesと複数形だったから平気であんなことをしている大人達全員が多かれ少なかれ嘘つきの醜い大人って言いたかったのだろうか。人間性の醜さが溢れていた。