ウンベルトD
ウンベルトD
UMBERTO D
イタリア 1962年10月1日上映
rating 3.8 3.8
4 1

『ウンベルトD』の感想・評価・ネタバレ

  • 錆犬

    2018/06/17 GYAO!

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2018年6月10日

    20年住み続けたアパートを追い出されそうな老人は犬一匹を連れてイタリアの街を彷徨う。 男の体は年老いていながらも健康そのもの。しかし貧困は男を骨の髄までしゃぶりとり、社会性やプライドすらも削ぎ落としていく。僕たちは男がゆっくりと死んでいく様子を見守るしかない。辛い。男に最後まで残されるのは一匹の犬への深い愛情。他の人にとっては無価値かそれ以下の存在になってしまう事実を突きつけられながらも男はどこまでも犬を愛し続ける。そうしてあのラストシーン。どこまでもどこまでも幸せでいてほしい。 『自転車泥棒』でもそうですが、デ・シーカは最後に揺さぶらせるのがすごく上手い。『ミスト』もこの映画と同じ構成なんですね。 不思議な雰囲気があります。主人公じゃない(ヒロイン枠?)のメイドが朝起きて眠い目をこすりながらコーヒーの豆を挽く、というストーリーになんら関係のない映像を流しちゃう。なんの意味もないようで多分本当になんの意味もないのでしょうが、映画の中で確かに貧困が生きているような感じがあり尊い。

  • ちくわぶ
    ちくわぶ 4 2018年5月28日

    2018/05/28 GYAO! 以前見た部屋を貸してもらえず、終の住処を探して東京をさまようおばあさんのドキュメンタリーを思い出してしんどかった。 保健所のシーンも胸がキュッとなったけど、チラッと登場する他の社会的弱者の人たち(マリア、わざと入院する男、物乞いの男、保健所の預かり金が払えず犬が殺処分されそうな男)の背景が描かれずとも想像できるのが悲しい。 主人公の行動、身振り一つ一つが台詞が無くとも共感出来るのが新鮮だった。プロットありきでキャラクターが動かされる(振り回される?)話だとこっちが置いてかれがちというか、理解不能な言動のあとに展開が追いついてくるけど、これは人物の思考言動と展開が同じスピードで動いてて(?)丁寧な映画だな〜と感じた。内容忘れたけど同監督の自転車泥棒みたときも同じこと思ってた気がする。 犬の演技がすごい

  • Kei Miyazato
    Kei Miyazato 4 2014年10月9日

    自転車泥棒と同様に素人ばかりを起用したデ シーカ作品、アパートを追い出される老人が大切に飼っていた犬を大屋さんが勝手に保健所に連れて行き必死で探しまわる場面は自転車泥棒のラストで捕まってしまう親子のやるせないシーンに匹敵する程やるせない 。