めし
めし
1951年製作 日本 97分 1951年11月23日上映
rating 3.8 3.8
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『めし』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2019年11月13日

    妻の家事に理解を示そうとしない夫と、その夫にフラストレーションを感じる妻。二人の元に東京から姪がやってくる。 成瀬巳喜男監督作。フラストレーションを感じた妻が家出し、残された夫が辛い思いをする。この物語展開は『サザエさん』で年に1度くらいの頻度でやっているような気がするが、原型はここにあったか。家事に追われ息も吐く暇がない女たち、その女たちは皆自らの境遇に諦めをしているようだ。対して自由気ままに遊ぶ男たち。その男女がお互いを思いやることで映画は実を結ぶ。この映画を観た当時の夫婦たちが仲を良くする姿を想像してニヤニヤした。 この映画を観て思ったのだが、成瀬巳喜男は会話においてシーンの最後にセリフのないカットを入れるように思う。だいたい女の人がテヘっと笑うシーンなのだからこれが非常に可愛い。原節子の演技は既に円熟の域に達していると思うが、島崎雪子の可愛さは恐ろしい。デレデレになるのがわかる。 ラストで「女は男の夢を支えることが幸福である」と言っておりこれは現代のドラマには出てこないセリフだと思った。成瀬巳喜男の理想よりも世界が少しだけ先をいったということであろうか。

  • Kei Miyazato
    Kei Miyazato 4 2014年10月21日

    1951年の成瀬巳喜男作品、倦怠期の夫婦に亀裂が入る過程と関係修復を描いた、ストーリー的には何て事無い映画なのに終始 上手いな~と知った口をききたくなる憎い演出!オープニング早々に゛めしはまだか?゛と言う上原謙に は~い、と言いつつ先に猫にめしをあげる原節子、壊れた時計にもこれから起こるゴタゴタを感じてしまう、酔い潰れた上原に近寄り原節子に視線をやる超可愛い子猫に助演ニャン優賞、、などと禁断の禁句を書きたくなる程 子猫可愛し!監修は川端康成です!!