
『フェイス・オブ・ラブ』のスタッフ・キャスト
『フェイス・オブ・ラブ』の感想・評価・ネタバレ
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亡き夫が忘れらないアネット・ベニング、その夫にそっくりなエド・ハリスのラブストーリー。アネット・ベニングも年を重ね皺も画面に写されているけどそのチャーミングさは全く失われていない。エド・ハリスも毛がすっかり薄くなってしまったが渋さが半端ない。人生の晩年にはこういう恋愛もいいなあと思えた映画だった。
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美しく憂いを帯びたアネット・ベニング、趣味の良い邸宅や美術館や海辺でまあ優雅なこと。いつもは裏社会のボスとかNASA管制官とか冷静な強面エド・ハリスも申し分ないイケメンとして登場し、即アネットさんにメロメロ。リッチなグラビアみたいな大人のロマンス映画…のはずなのに、やってることはちっとも大人じゃない。亡き夫を忘れられず瓜二つの男性を恋人にしたヒロインは身勝手にみんなを振り回しまくり、悲劇に酔う姿がだんだんホラーじみてくる。アネットさんがジェーン・ワイマン似だし、ダグラス・サーク調メロドラマを狙ったのかもしれないが…それならもっとやりようがあるだろう。むしろ最初からサスペンスにすればよかったんでは。不憫な隣人ロビン・ウィリアムズの影の薄い演技が、殊更に哀れみを誘っていたたまれない。
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珍しく意味ある原題をそのまま片仮名の邦題にしていることに驚いた。 ある日、亡くなった夫にそっくりの男性に出会い、夫にそっくりなことを隠したまま何度もデートを重ねる2人の物語。 正直、この映画は僕の年齢で理解するにはまだ早いと感じたのですが、このタイトルに関わってくるラストには鳥肌が立ちました。