サンドラの週末

Deux jours, une nuit
2014年 ベルギー・フランス・イタリア 95分
rating 3.2 3.2
32 34

「サンドラの週末」のあらすじ

体調不良から休職をしていたが、ようやく復職できることになった矢先の金曜日に、上司から解雇を言い渡されたサンドラ。解雇を免れる方法は、16人の同僚のうち過半数が自らのボーナスを諦めること。ボーナスをとるか、サンドラをとるか、月曜日の投票に向け、サンドラは家族に支えられながら、週末の二日間、同僚たちを説得に回る。 どのような言葉で人の心は動くのか、人生と善意は天秤に掛けられるのか、サンドラは仕事を続けられるのか……先が見えないサスペンスに満ちた展開に目が離せず、月曜日の投票の瞬間は見る者までもが緊張をしてしまう。自分ならばプライドを捨てて懇願できるだろうか、選択を迫られたならば自分ならばどちらを選ぶのか――誰もが主人公たちとともに思案する。そして、迎える光溢れるエンディング。常に不安げだったサンドラが微笑むとき、我々も安堵せずにいられない。

「サンドラの週末」のスタッフ・キャスト

「サンドラの週末」の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3.5 11日前

    サンドラが鬱病から復帰しようとした矢先、会社から従業員が「解雇か、全員分のボーナスを切るか」という投票をさせられていたことを知る。週明けの再投票を受理されたサンドラは、週末に従業員を説得に回るのだった。 みんな生活が想像以上に深刻です。ボーナスを生活の頼りにしている人たちもいる。サンドラも「転職すれば良いのでは?」と助言する余地を与えないほど切羽詰まっている。日本人が想像し難いヨーロッパの貧しさや雇用の少なさが描かれています。 その中でサンドラを救うか、ボーナスを獲得するかという人間のモラルや価値観をダイレクトに揺さぶる問いが投げかけられる。ボーナスを得ることがエゴイズムなのでしょうか、それとも復職を希望するサンドラこそがエゴイズムなのでしょうか。サンドラは呵責の中で地獄のような行脚を続けます。この映画のオチは見事です。ある意味映画が投げかけていた混沌とした問いに対する最適解。ちょっとだけ未来が明るくなって映画が終わります。 ストーリーは想像の範囲を超えませんが、メッセージは大いに超えてくる。ダルテンヌ兄弟の無駄を一切排除したシンプルな表現が冴えます。

  • skr_icj
    skr_icj 3 2016年8月9日

    同僚による投票。ボーナスかサンドラの復帰か。圧力に屈することなくひとりひとり説得するが、その度心折れそうになる。こんなに冷たい環境の中、万が一復帰出来たとしてもこの後が辛いんじゃないか...と心配してたけど、満足いく結末。環境のせいではなく、自分で選んだサンドラ。マリオンコティヤールは自分の美貌さえ消してしまうほどの演技力で、やっぱり素晴らしかった。

  • Sensyu_Kishimoto
    Sensyu_Kishimoto 3.5 2016年7月7日

    @柏キネマ旬報シアター 4/13 友人、知人がピンチのとき、自分だったらどのような振る舞いをするかを考えさせられた。後悔をしないようにしたい。

関連する記事

「サンドラの週末」に関連する作品