サンドラの週末
サンドラの週末
Deux jours, une nuit
2014年製作 ベルギー・フランス・イタリア 95分 2015年5月1日上映
rating 3.3 3.3
34 35

『サンドラの週末』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2017年7月12日

    サンドラが鬱病から復帰しようとした矢先、会社から従業員が「解雇か、全員分のボーナスを切るか」という投票をさせられていたことを知る。週明けの再投票を受理されたサンドラは、週末に従業員を説得に回るのだった。 みんな生活が想像以上に深刻です。ボーナスを生活の頼りにしている人たちもいる。サンドラも「転職すれば良いのでは?」と助言する余地を与えないほど切羽詰まっている。日本人が想像し難いヨーロッパの貧しさや雇用の少なさが描かれています。 その中でサンドラを救うか、ボーナスを獲得するかという人間のモラルや価値観をダイレクトに揺さぶる問いが投げかけられる。ボーナスを得ることがエゴイズムなのでしょうか、それとも復職を希望するサンドラこそがエゴイズムなのでしょうか。サンドラは呵責の中で地獄のような行脚を続けます。この映画のオチは見事です。ある意味映画が投げかけていた混沌とした問いに対する最適解。ちょっとだけ未来が明るくなって映画が終わります。 ストーリーは想像の範囲を超えませんが、メッセージは大いに超えてくる。ダルテンヌ兄弟の無駄を一切排除したシンプルな表現が冴えます。

  • さくら
    さくら 3 2016年8月9日

    同僚による投票。ボーナスかサンドラの復帰か。圧力に屈することなくひとりひとり説得するが、その度心折れそうになる。こんなに冷たい環境の中、万が一復帰出来たとしてもこの後が辛いんじゃないか...と心配してたけど、満足いく結末。環境のせいではなく、自分で選んだサンドラ。マリオンコティヤールは自分の美貌さえ消してしまうほどの演技力で、やっぱり素晴らしかった。

  • Sensyu

    @柏キネマ旬報シアター 4/13 友人、知人がピンチのとき、自分だったらどのような振る舞いをするかを考えさせられた。後悔をしないようにしたい。

  • Tanaka_Hirofumi
    Tanaka_Hirofumi 2 2016年3月10日

    あまり引き込まれなかった こんだけ浮き沈み激しい人だと、確かに経営者としてはポジティブに評価できないよなと思うと主人公に共感することも難しい

  • Ryoco

    うつ病で仕事を休職していた主人公が回復を機に職場復帰しようとしたら失業を促すような脅しを受け、職場の同僚に助けを求めて奔走する話。 親切な同僚の計らいでサンドラの復帰を投票制にするのは良いけど、投票で失業を決めるなんて恐ろし過ぎ(笑) 途中で薬まるまる1箱飲んで自殺未遂してみたり、結局サンドラは体調回復してないんじゃない?って思えた! 最後の潔い姿がカッコよかったのが救い。 マリオン・コティヤールの演技は◎。

  • えりこ
    えりこ 3 2015年12月12日

    とても地味な内容の映画だけど、マリオン・コティヤールの熱演で心動かされました。ほぼノーメイクだと思うのですが、美しい! 同僚とボーナスを天秤にかけられた時、果たしてどちらを選ぶか…。同僚を選べる勇気を持ちたいものです。

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2015年11月23日

    サンドラを職場に残すか、解雇に同意してボーナスをもらうか。再投票を前にダメもとで同僚を説得しに回るサンドラの週末。他人の人生を左右する選択を任された同僚16人の群像劇でもあって、つまり『12人の怒れる男』のような陪審員劇に近い気がした。マリ子さんはまたも絶望でやつれ果てた姿が痛々しく、サンドラが歯がゆくもなったけど、それはしょうがない。そもそも八方丸く収まる結果になりようがない。これまでも「のっぴきならない状況」に陥った人(と献身的な同伴者)を扱ってきたタルデンヌ兄弟だが、末端へ皺寄せされる悪しき構造の縮図に感情移入し易く、すごくシンプルで力強かった。そしてこれまでになくポジティヴなラスト。1対1で向き合う関係、サンドラの選択も個人のお国柄らしい覚悟かと思う。

  • こじろう
    こじろう 3 2015年9月13日

    マリオン コティヤールの演技が秀逸◎

  • ゆう

    休職中に突然解雇を告げられたサンドラ。彼女が復職するには他の職員のボーナスを諦めてもらうこと。サンドラは2日間で皆んなの元を訪ねて説得しようとする。 冒頭で「これじゃあ家賃が払えなくなる!」っていうサンドラを理解できませんでした。 だって、立派な家に住んでいて、夕食はテイクアウトのピザだったり、PCなどの電化製品も十分に揃っていて節約感がまるでゼロ。 正直、僕が学生だった時の方がよっぽどこの家庭より節約していました。 ただ見ている内に感じたのは誰にだって自分と自分の家族の幸せ望む権利はあるということ。 「妻が解雇され、娘の学費も払わなければいけないんだ」と断った彼も「夫と離婚して彼と暮らすから家具を一気に集めなきゃいけないの」という彼女もサンドラと全く同じ理由だと思います。 確かに中には「働き手が俺しかないんだ」とサンドラより厳しい経済状況の人もいたけどサンドラは無理強いすることは当然無かったし。 むしろサンドラのそんな勇気ある行動を見て"救われた"彼や"勇気を出せた"人たちもいて彼女の行動は決して間違いではないということに気付かされます。 最後のサンドラの笑顔は忘れません。 僕は彼女のような生き方を少しでも尊敬しないとなと思いました。

  • xuenu

    ボーナスと同僚の職場復帰…後者を選択できる自分でいたい (°▽°)

  • chiho

    仕事があって、給料が出て、生活が出来ることってすごく恵まれた環境だなと思いました。 奇しくも今日はボーナス支給日。このボーナスで誰かの生活が救えるなら!とは思うものの、いざ自分がそんな状況になったら本当にボーナスを捨てることができるのでしょうか? 選択はボーナスか?同僚か?の2択ですが、生活があったり、家族がいたり、一方で同僚との友人関係や情があったりと2択を選ぶ際の選択肢の多さに主人公と一緒に心揺さぶられました。 この誰も悪くない。という状況に胸が締め付けられる苦しさと自分の置かれた環境への感謝で所々押さえきれない涙が溢れました。 ギリギリ見れて良かったです。

  • nmiosuke
    nmiosuke 0 2015年6月6日

    これ、見終わったらどんよりなるんじゃないかと思ったけど、ハッピーエンドじゃないのに清々しい気分で終わった。

  • hiroenag
    hiroenag 0 2015年6月2日

    2日と1晩で「ボーナスか自分」の選択で「自分」を選択して欲しいと説得して回る話。その時点で非常に暗そうなのに、見終わった後の爽快感は何なのでしょう。あれこれ理由をつけて自分は投票できないとか、会えないとか、逆にサンドラを応援すると言ってくれる人たちの話は、本当にどれもありそう。そして疲れも精神状態も末期症状のサンドラの心の動きもよく分かる。それだからこそ、この終わりはとっても良いなと思いました。

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 2 2015年5月30日

    ドキュメンタリーを見ているかのような地味な作りながら、主人公の置かれた立場の難しさと気まずさに こちらも心を掻き乱されてしまう。メンタル系の病気からの病み上がりで解雇されそうになっている従業員と その従業員の解雇か自分達のボーナスの完全カットかの二者択一を迫られた同僚達の3日間を描いたお話です。お金か情か。普遍のテーマの1つだけどこういうピンポイントなシチュエーションでの物語は観たことがなく斬新でした。 相手にとって直接的には何の得にもならないことを頭を下げて回るのはどんな気持ちだろうか。。情に訴えるしかないうえに、相手の反応次第では後々まで気まずさが残るのは間違いない。同僚の立場からしても経済的に苦しければ、サンドラあなたに投票するわ、とはなかなか言えないはず。経済的に非常に厳しくそのボーナスがどうしても必要で、相手ともとても親しい人は こういう時どう対応するんだろう。嘘がつけない性分であればあるほど頼まれた側も苦しい。観ながら頭の中でそんなふうにシミュレーションして考えてしまいました。 私なら多分辞めますね。そもそも、社員にこういう投票を強いる会社が許せません(笑. でもマジです)。投票の結果会社に残れたとしても、この投票が皆に及ぼした影響を考えて苛まれ自分自身の気持ちが一番スッキリしないし、ある種のシコリも残しそうだし。 自分や周りを投影して考えさせられたという意味ではよい作品だと思う一方で、主人公の人となりや同僚1人1人との関係描写が希薄なために、この物語への直接的な感情移入は今ひとつに終わってしまいました。 どちらを選択するかの判断は、個々人の経済的状況だけでなく、関係の深さ, 恩義の有無, 会社での仕事ぶりなどに大きく依存するので、その点の情報不足が入り込めなかった理由だと思います。 マリオン・コティヤールのリアリティある表情・演技と最後の選択だけが救い。

  • m-b.b

    この映画がなぜこんなに推されているのかわからん。 暗いし面倒。 でもこんな風に生きてみたい。 マリオンの演技はやっぱり最高!

  • YU66 RAMONE
    YU66 RAMONE 4 2015年5月26日

    目の前の失業がかかった同僚か、生活の為のボーナスか? 登場人物の多くは低所得者のようでボーナスがなくては光熱費も払えないぐらいであり、つくづく日本は恵まれた環境だ登場思いました。 自分がサンドラなら?同僚なら? 色々と立場を置き換えてハラハラしながら観入ってしまいます。 支えてくれる夫や同僚の優しい気持ちや、 サンドラの最後の決断はすがすがしく尊敬に値します。 月並みですが隣の友人を助けよう。

  • Kengo Hata
    Kengo Hata 3 2015年5月25日

    結末が爽やか

  • 最新映画感想BOT
    最新映画感想BOT 4 2015年3月18日

    もしアクション映画のような派手さ求めてたらつまんない映画だと思うとだろうな。美しい女性を見ようと思ってる人もしかり。(コティヤールがブスとは言わないけど役のために女を捨ててるからね) この映画は感情ってなんなのかってことを見せてくれた。そして自分の人生について改めて考えさせられたよ。まあ、主人公と比べれば楽な人生ではあるのだけどね。この作品内での俳優たちの素晴らしい演技を見たあとになぜ映画が芸術って枠に入っているのか納得したし、見終わったあとは心を奪われて言葉を何も発せない状態が長く続いた。