サンドラの週末
サンドラの週末
Deux jours, une nuit
2014年制作 ベルギー・フランス・イタリア 95分 2015年5月1日上映
rating 3.3 3.3
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『サンドラの週末』のs_p_n_minacoの感想・評価・ネタバレ

s_p_n_minaco
s_p_n_minaco 0 2015年11月23日

サンドラを職場に残すか、解雇に同意してボーナスをもらうか。再投票を前にダメもとで同僚を説得しに回るサンドラの週末。他人の人生を左右する選択を任された同僚16人の群像劇でもあって、つまり『12人の怒れる男』のような陪審員劇に近い気がした。マリ子さんはまたも絶望でやつれ果てた姿が痛々しく、サンドラが歯がゆくもなったけど、それはしょうがない。そもそも八方丸く収まる結果になりようがない。これまでも「のっぴきならない状況」に陥った人(と献身的な同伴者)を扱ってきたタルデンヌ兄弟だが、末端へ皺寄せされる悪しき構造の縮図に感情移入し易く、すごくシンプルで力強かった。そしてこれまでになくポジティヴなラスト。1対1で向き合う関係、サンドラの選択も個人のお国柄らしい覚悟かと思う。