不屈の男 アンブロークン

不屈の男 アンブロークン

Unbroken
2014年製作 アメリカ 137分 2016年2月6日上映
rating 3.3 3.3
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『不屈の男 アンブロークン』のあらすじ

カリフォルニア州トーランスでの青年期、イタリア移民の子であったルイ・ザンペリーニは、店から盗みをし、ちょっかいを出してくる奴は誰とでもケンカ する、手の施しようのない不良だった。しかし10代の頃、兄ピートの励ましのおかげで、反抗的なエネルギーを走りの驚異的な才能に振り向け、彼の 人生は一変した。次々とアメリカの記録を更新し“トーランスの竜巻”と呼ばれるようになった。1936年のベルリン・オリンピック5000mに出場した 高校生のルイは、最後の1周で驚異的ともいえる56秒を叩き出し、一躍英雄となった。 第二次世界大戦で爆撃手となったルイ。1943年4月、南太平洋上カントン島での救助活動に向かう途中、グリーン・ホーネット号はエンジン・トラブルで 海に突っ込み、11人のクルーの内、8人を失った。ルイと二人の生き残り、飛行機のキャプテンだったラッセル・アレン・“フィル”・フィリップスと、後部砲手 フランシス・“マック”・マクナマラ軍曹は、簡素な救命ボートで、数週間にわたり無限に広がる太平洋上を漂流した。 マックが生き延びたのは33日間。サメの襲撃、照りつける太陽、容赦ない嵐、日本の爆撃機による機銃掃射などの過酷な環境に耐えたものの、飢えと 脱水と疲弊によって遂に亡くなった。ルイとフィルは総計47日を生き延び、最終的には2000マイル離れたマーシャル諸島に流されたのだった。 彼らは日本海軍に捕らわれ、クェゼリン島で独房に入れられる。二人は別れ別れとなり、フィルはどことも知れず連れ去られる。ルイは、東京の大森捕虜 収容所に送られた。そこで精神のバランスを欠いた収容所署長、サディスティックな振る舞いによって“鳥(バード)”とあだ名された渡辺伍長に目を つけられることになる。 規律正しく営まれる収容所での生活。絶望的な状況の中、日本兵の目を盗み、情報を得ては回覧し、生き延びようとする捕虜たち。しかし、メモが発見 されてしまい、関わった者は厳しい罰を受ける。フィッツジェラルドに「生き延びることが復讐だ」と言われ、兄の言葉「耐え抜けばやれる。自分から 挫けるな」を思い出すルイ。 ある日ルイは、アメリカ本国で「オリンピック選手のザンペリーニは戦死した」ことになっていると告げられる。プロパガンダのため、ラジオ・トーキョーで 自らの生存を伝えるよう要請されるルイ。無事に放送を終えるが、上層部はルイに対し、アメリカの悪口を言い、彼を捕らえている日本軍をほめそやす ような放送に協力するよう、おいしい食事や甘い条件を出して説得する。彼は拒否し、大森収容所に戻る。 戻ってきたルイに、「意志が強く、私と同じだ」と嬉しそうな渡辺。しかしすぐに「私の友達になれる奴だと思ったが、お前は日本の敵だ」と怒りの ボルテージを上げ、捕虜全員に一発ずつ頬を殴るように命令を下す。 クリスマス休暇、捕虜による“シンデレラ”が上演され、希望に満ちた稀な瞬間が訪れた。そんな中、渡辺が昇進のため大森を去ることが発表され、 つかの間の平穏な日が訪れるのだが。。。。

『不屈の男 アンブロークン』のスタッフ・キャスト

『不屈の男 アンブロークン』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 2 2017年11月8日

    元オリンピック選手の男は太平洋戦争に参加。海での長期間に及ぶ漂流を余儀なくさせられた上、日本の収容所に収監される。 公開当時アンジェリーナ・ジョリーが反日映画を撮った、とのことで話題になった本作。この映画の何を観て反日映画だというのでしょうか。初めに反日映画だと唱えた人は上映中居眠りをしながら夢でも見てたに違いない。ただジャック・オコンネルが数々の苦境に立たされながらも不屈の精神で乗り越えた、というただそれだけです。映画は驚くほどただそれだけ。精神的なタフさが苦境を乗り越えたよ!というだけ。びっくりしました。ジャック・オコンネル(名演!)が人生の過酷さにボロボロになりながらも挫けない姿を見守るだけの二時間でした。

  • nagasakijet
    nagasakijet 3 2016年4月12日

    赦す生きざまはカッコイイ

  • ゆう

    長くなります。 マラソンのオリンピック選手Loisが第二次世界大戦最中、乗っていた戦闘機の故障により海を漂流することになる。漂流する事一ヶ月以上経ったある日、日本軍に救助される。そのまま捕虜となり、収容所でLouisだけがWatanabeという収容所の監視官(?)に目をつけられ終戦のその日までの彼の過酷な日々が描かれている映画。 反日映画というレッテルを貼られ日本公開が中止となった映画。 見終わって2日が経った今ジワジワと色んな感想が湧き出て来ています。 見終わった直後は「ただのマラソン拷問映画」というのもわかるくらいそこまで面白くないという感想でしが、その後「反日映画かどうか」と考えていると皮肉な事に素晴らしい映画なのかも知れないと思い始めました。 ここからネタバレ含みます。 まず最初に言うとこの映画は反日映画では全くありません。問題になっていた原作の小説の「日本軍は捕虜のアメリカ兵を生きたまま食べた」 というような部分はそのシーンさえありません。この映画を見た9割の人(日本語)の第一声は「反日感は全然なかった」です。どうぞ調べてみてください。 むしろアンジェリーナ・ジョリー監督は日本兵を"冷酷な兵士"として描いていません。日本兵Watanabeの主人公Louisに対する拷問に目を背ける兵士もいます、空襲の後泣き崩れる人達の姿や終戦直後雑誌でキノコ雲の写真を見て言葉を失っているアメリカ兵士の姿など描かれています。そもそもWatanabeが1番の人間らしくも見えます。ラスト完全にWatanabeがLouisに敗北する彼がまさにそうです。 ただ、幾ら少しの情が見えるとしても拷問を受けた捕虜たちにとって"憎む相手"には変わりありません。 それこそがアンジーがこの映画に込めた1番のテーマでした。この映画の主題は反日を煽るものでもなければ、戦時中何が起きたのかを知ることでもありません。"赦すこと"がこの映画の1番のテーマだとアンジーは言います。 この映画で日本軍に酷い仕打ちを受けたLouisは長い年月をかけて自分に拷問した者たちを許したそうです。その後1998年の長野冬季オリンピックでは聖火ランナーとして日本を走りました。 自分に地獄を見せた相手を赦すことなんてできることではないけど憎しみは憎しみしか生まない。ありふれた言葉だけどそういう事だと僕は感じました。 でもその場合、原作のラストであるLouisの赦すに至るまでの過程が一切省かれてるいるところは下手だなぁと感じます笑 そしてやっぱり何が起きていたのかという事を知るキッカケになる映画でもあると思います。 何故この映画で、原作の小説で描かれた事が「全くの嘘」と言えるのか僕には理解ができません。ヒトラー率いるナチスドイツでは沢山の悲劇が生まれました。でも諸説では「そんな悲劇は実際になかった」という話もあります。この映画を見もせずに反日映画という方はおそらく「悲惨な歴史をなかったことにするな!後世に伝え残さなきゃいかんことだ!」と怒るでしょう。根も葉もない所に噂は立ちません。実際に人肉を食していたことを他で噂を聞いたことは僕もありますし、そういう本も出版されています。捕虜と監視官に似たような状況下で行われた実験で起こった悲劇を元にした映画だってあります。少なくとも母国に帰る事を許されない捕虜がいたのは事実です。そういった意味でもやっぱりこの映画は日本でも公開されるべきだと思います。 長くなりましたが最後にキャストの事を! 今1番注目すべき若手俳優のジャック・オコンネルを主演に、共演にギャレット・ヘドランド、ドーナル・グリーソンというところも公開されないのは実にもったいない! ジャック・オコンネルは僕が最も信頼する俳優なのですが、悔しくもこの映画に限っては彼より日本人俳優Miyaviさんの存在感が大きかったです。 最後の「見るなー!」は彼以外の日本人俳優には到底演じることは不可能でしょう。 と、見所も沢山だし、映画としての出来がイマイチなのも事実だけどちゃんと気持ちがこもっていて"反日なのかどうか"に振り回されて正当な評価ができないので☆はつけません。 長々とすみませんでした!

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