ラブ&ピース
ラブ&ピース
2015年製作 日本 117分 2015年6月27日上映
rating 3.6 3.6
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『ラブ&ピース』の感想・評価・ネタバレ

  • エミデブ
    エミデブ 1 2017年7月25日

    「映画監督はもう飽きた」と連呼する園子温監督が「色んなジャンルを、撮っていきたい」と考え、同時に4作品監督しながら映画を作ってたりしたんだけど、そこあたりの映画。だから、かつての反社会的でギラギラした頃とはかなり変わっていってしまって、その作る気のなさが全体に滲み出るようになった。その中でも個人的には素晴らしいと思える映画もあったし、「地獄でなぜ悪い」みたいなもう完全に受け付けられないものもあったわけだけど、この映画は地獄でなぜ悪い寄りの感想だった。 単純に考えて、これは園子温を知っている人が楽しむ映画であって、それはつまり知識としてのバックグラウンドが必要なわけだ。園子温の今までがあってこうなってしまったのは、監督のファンとして理解はできる。理解はできるけどそれは面白いだとか、趣があるともまた違う気がする。 単純に、「ダメなサラリーマンが、亀のおかげでロックスターとして大成し、亀もおっきくなる話」を観ていて面白いだろうか。確かに斬新で奇抜な印象はあるが、決して面白い話ではないだろう。もっと話が面白い映画はごまんとある。しかし、この映画の面白さとしてはやはり園子温監督の振り切ったやり方だけだと思う。 東京ガガガをする園子温が好きだった。「この先は右左なし上下なし東京ガガガ」と東京を練り歩くあの精神が園子温監督の映画には血のように流れていたのに、この映画と地獄でなぜ悪いには感じられなかった。ある意味、やることが極端でこの映画自体が観る人を嘲笑うパンクな精神があるのかもしれない。しかし、パンクで例えるならこの映画はリコーダーで演奏をするセックス・ピストルズ。滑稽さでしか客を集められないのだ。 そして一番マイナスだった点はRCサクセションのスロバラードを起用したことだ。この曲は日本のロック史に残る言わずと知れた名曲なんだけど、こんな映画も最後にスロバラードを使えばなんとなく綺麗に終わらせられるんだから、個人的には「逃げ」だなと思う。適当にやりたいことやって、とっちらかった映画を、名曲と感動的なラストで誤魔化しているような「逃げ」。原宿を「田舎者と馬鹿者がごった返す親不孝通り」と言った監督が、「監督は飽きた」と嘆き、その後も適当にポンポン映画を作り、結局世間体を気にしているようなその姿は老いぼれたロックスターを見るより辛いものがある。

  • さくら
    さくら 3 2017年4月22日

    何を観たのかわからないくらいめちゃくちゃで壮大でファンタジックで、困惑。人間の汚さを描きつつも、純粋さもしっかりとあって安心する。地下のおもちゃたちの運命とおじさんの謎が明らかになったときはほっとしたよ。自分を救ってくれる人、わかってくれる人がひとりいるだけで、自分でいられる心強さ。ああペット飼いたい欲がまた...

  • Minori

    麻生久美子さん見たさに鑑賞 地味に園子温監督作品初めて見たけど、私には理解しがたかった 下水道の人形たちが話し出した時点で諦めた 園子温監督の作品を素晴らしいと言える大人になりたいような、なりたくないような、、 エンドロールの、この映画では動物虐待は一切していません、っていうテロップ見て安心した

  • traumereiii
    traumereiii 4 2016年11月5日

    観る前にいつも緊張する園子温作品です。 長谷川博己さんはもはやファミリーなんですね。その監督作品での振り切った演技は本当に輝いて見えます。スカした役よりこっちのほうが断然好きです。 謎の老人と捨てられたおもちゃや動物たちのシーンが一番好きです。 あの老人主人公でひと作品欲しいです。 主人公が最後まで亀への愛を失わなかったところが救いでした。

  • mazda

    園子温の作品はどれも強烈なインパクトをうけるけど、私が見た園映画では断トツの衝撃。彼がファンタジーを作るとこうなっちゃうのかっていう。前代未聞、奇想天外、園ワールドが全力全開。 間違っても園子温の映画が嫌いな人は見ない方がいいと思います。まったく期待していなかったのもあってか私はすごい楽しめてしまった。ツッコミがつっこむ前にボケいれてくる感じのテンポで進むからもはや"突っ込みどころ"にもならない。そんなことはどうでもよくなるくらいの濃厚な世界観、何に惹かれるのか自分でもわからない不思議な魅力。苦手な人は間違いなく開始10分で置いてけぼり。 出だし早々東京オリンピックネタで、TVタックル的な討論番組に本物の田原総一朗使ってくるっていうぶっ飛ばし具合。原子爆弾ピカドン、社会的弱者、ペットやおもちゃをすぐ捨てる人々・・・社会への皮肉がこれでもかと描かれていて、1つに焦点あてるだけでも十分、という題材を詰め込みまくってるのでとにかくおなかいっぱい。 日本に原爆を落としたのがどの国かも答えられないインタビューされる若者達。さすがにここまでの人間いないだろって感じだけど、それでもこんななめられてていいのか若者よ・・・って悲しくなった。。こんな風にネタで使われるのも、無関心な人が溢れている現実があるからこそ。ファンタジーなのは表面だけで訴えかけるものはすごくリアル。夢見がちで大切なことを見失う主人公鈴木良一は実は私たちにとても重なる人物だと思う。 周りからの冷たい視線、自分に向けられてるかのようなテレビや映画の言葉。周りの人間以上にそこに立ち向かえない自分に嫌気がさす。誰もが一度は感じたことであるだろう感覚をオーバーに表現するおかげで、これだけの重い問題もコメディみたいな陽気な雰囲気を作り出せてる。 喋るおもちゃ達はまるでトイストーリーで、より現実味を与えた感じ。これだけボロボロになって捨てられても持ち主のところに帰りたいという。洋人形のマリアなんて完全ピンクのクマだしね。でっかくなりすぎた亀ちゃんはどうみてもゴジラだし、もうやりたい放題。しまいには都庁が戦車でどかーん。ここまで馬鹿馬鹿しいのにそれだけでは終わらせないところがやっぱりこの人の持ち味なんだろうな。 西田敏行が今作では1番輝いてた。キャラクター的にも彼が1番よかったな。たくさんのファンタジー要素の中で1番夢があってあたたかいと思った。こんな生きにくい世界で、夢を与えてくれる存在がいる、最高のオチだと思う。ラストのRCサクセションのスローバラード、ぴったりな選曲。清志郎が生きてたら作中バックに流れるラブ&ピースは彼に歌って欲しかったなあ。センスの塊みたいな映画。

  • えりこ
    えりこ 3 2016年6月1日

    園子温作品鑑賞、4作目。 相変わらずぶっ飛びながらも、ファンタジックでちょっと切ない展開。 また、主役の長谷川博己のぶっ飛びっぷりが最高。カメが妙にかわゆし。『ラブ&ピース〜おまえを〜わすれなーい』のフレーズが頭から離れず困ります(笑)

  • Daiki Kinoshita
    Daiki Kinoshita 3 2016年5月28日

    脚本・監督 園子温 最初全く読めないストーリー展開だったが、主人公はもはや亀。 本当に求めてるものは、デッカい夢なんかだけではないということ。 そして、トイストーリー感が笑えたりもした。

  • halka

    全然違う話のようなふたつの世界を同じ映画に描いて、メチャクチャなのにメッセージ性が物凄く強く、園子温どんどん腕を磨いているのでは!?と思う。そしてそれに着いて行く長谷川博己!やっぱり!なんでも出来る!

  • shiori sakuma
    shiori sakuma 4 2015年11月16日

    ギリギリ歯ぎしりレッツゴー!はあ、今回もまた意味わかんなかった(いい意味で)長谷川博己、、、いかれた役がお似合いよ☺️

  • フュリオサなbep
    フュリオサなbep 3 2015年11月3日

    おかえりなさい、園子温。待っていましたよ、園子温。いや、はじめまして、園子温。 『ベイブ』が大好きと公言してはばからない園子温がぶちまけるキュートでファンタスティックなおもちゃ箱。衒学者の庭園に遊ぶ暗喩の群れ。人里に出稼ぎに来ていた仙人は商業に囚われ、今ようやく自由の園へ帰還した。 『時効警察』(麻生久美子)から『地獄でなぜ悪い』(長谷川博己、星野源)、『TOKYO TRIBE』(中川翔子)『みんなエスパーだよ』(マキタスポーツ)、『リアル鬼ごっこ』(今野杏南)までそのキャリアを総覧するかのようなキャストに加え、深水元基、真野恵里菜、手塚とおるといった常連、さらには御大西田敏行を迎え入れて久々の“A SONO SHION's FILM”が帰ってきた。 ファンとしてとても嬉しい祭りだった。 なんといっても脂ののった長谷川博己の変幻自在さ!園作品では染谷将太(ヒミズ、みんなエスパーだよ)に続く主演二作目。惚れ直したくなる怪演でした。

  • tmmyon

    これやばいでしょ、前情報なしに行ったから度肝ぬかされた。 人にあらすじ言う時なんて言うの?「ロックシンガーを夢見る主人公がペットの亀をトイレに流して、その亀は下水のある場所にたどり着いて似たような境遇の仲間に出会って変な飴食べて、飼い主の夢を叶える度にでかくなっていって、最後はゴジラみたいになって会いに行くんだよ」って?私が頭おかしいと思われるでしょ! 海外でなんとなく日本映画見てみようとたまたまこれを手にしてしまった人はこれどう思うのか。という無駄な心配を・・・ 園子音、この前見たときはかなり普通のおっさんと思ったが、やっぱ頭おかしいな・・・

  • Yuzukappa
    Yuzukappa 3 2015年10月15日

    うーん、もうわからん、笑 映画はソウルなんだとおもう、、 ダイナミズム、ラブアンドピース、パッション、西田敏行のオチ、 よかったんだけど、 もう一つ言いたくないけど映画的に美しいほうがすきなのかな、 しかし、唄最高だった。 園監督流の映画の作り方なんだな、あっぱれです。 しかし、これが園映画の最高傑作と言われるなら、否定したい、、映画は言いたいことだけでいいのか、もっとこう、いろいろあるんじゃないのか!ってなりそうで、プロットのうまさとかあるだろう!っていう。 でもほんとに映画最高!って言いたくなる映画だった、、、いやもうちょいひきこまれたかった、、かな、なんだかね、なんだかね、 そして《最初の気持ち》を大切にしないと、だ、、

  • Satoko Suzuki
    Satoko Suzuki 4 2015年9月10日

    2015/08/28 R指定のない園子温作品。 やっぱり凄いですね、この人。 勢い。愛。オマージュ(パクリ)。全てが説得力あるから不思議です。 唄がもう一生抜けない自信があります。

  • チョコラテ飲みたい
    チョコラテ飲みたい 0 2015年8月14日

    2015.8.14

  • フルーツグラノーラ
    フルーツグラノーラ 4 2015年8月12日

    設定もストーリー展開もはちゃめちゃなのだが楽しめてしまうし、 コメディ、メルヘン、感動、(時々ホラー??)の要素が詰まってて、飽きなかったし、ぶっ飛んだ話であるはずなのに終わる頃には、理由は良く分からないけれど感動しているというのが不思議な感覚だった。 他の作品ではなかなかみられないテイストの役者の演技がみられる、特に長谷川博己の殼の破りっぷりは凄まじい(笑) 園監督作品をあまり観たわけではないけれど、エログロもしくはえぐいイメージだが今作では全くナシで、笑えて、さらに要所要所でメッセージが投げられてる気がして、良かったし観やすかったと思う。 どーでもいいことではあるが、僕が考えてしまったのは、劇中で流れる「ラブ&ピース」の曲は中毒性高くてハマってしまったけれど、結構な頻度でBGM(ピアノ版)で流れてきてた気がして、監督も気に入っているのかなぁとか考えてしまった(笑) しかもこの曲園監督自身が作詞作曲という(笑) あと、カメちゃんめっちゃ可愛かった。

  • tophelos
    tophelos 0 2015年8月3日

    2015/06/27 TOHOシネマズ梅田 全くエログロのない園子温作品で、独特なファンタジ映画だと言えるだろう。あえてチープなパペットや着ぐるみを大胆に使った撮影は、それが御伽噺であるということの確かな証なのだろうが、CGが当たり前のこのご時世では、それが伝わらない危険性があることも避けようのない事実だろう。劇中「ガメラ」へのオマージュも散見されるように、怪獣映画に対する思い入れも強く感じられる本作ではあるが、物語としてはそのテイストは比較的薄い。正直なところ観ている途中まで、どう着地するのだろうかと不安感もあったのだが、ラストシーンではあわや号泣してしまいそうな勢いで完全にヤラレてしまった。やはり恐るべし園子温。

  • もゆ

    ピカドンの歌、本来作った時の気持ちを主人公が忘れていく過程が悲しかった。人間のエゴと、主人を信じしたい続けたカメちゃん。最後またあの部屋でカメちゃんと会えた時は胸がぐっと熱くなった。

  • 錆犬

    2015/07/08 MOVIX三好

  • Anna Kaneko
    Anna Kaneko 5 2015年7月6日

    ヤラレタ! 「忘れ」、「繰り返す」人間たちと「諦めない」下水のサンタやユウコいう対比を軸にファミリー映画、ファンタジー映画、社会派映画、どの視点に立っても見ることができる。 クスッと笑える皮肉シーンから待ってました!なセルフオマージュ、スカッとする破壊シーンまでをふんだんに散りばめながらしっかり物語として成立させているのは流石。 劇場にも子供からお年寄りまで見に来ていて狙い通りなんじゃないかな 個人的にはファミリー映画として無邪気に見た子供がどんな風に育つのかが楽しみです。

  • えいじ
    えいじ 4 2015年7月2日

    夢に破れ、さえない人生の中で生きている。そんな時に一目惚れした亀を飼い自身の夢を語り続ける、、、 そんな冒頭からは想像できないあらゆる問題を詰め込んだ、でも重くない園子温才能爆発させてます(笑)なんたって作詞も自身でしてるし!クリエイティブだよ!色々書きたいことはあるけど兎に角観て欲しい!! 地獄でなぜ悪いの例の歌で吹き出してしまったり、PC-300の声が星野源だったりと楽しめる!