追憶と、踊りながら

追憶と、踊りながら

Lilting
イギリス 2015年5月23日上映
rating 3.7 3.7
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『追憶と、踊りながら』のスタッフ・キャスト

『追憶と、踊りながら』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2017年12月4日

    カンボジア系中国人移民と英国人の通訳を介した会話が、もどかしいばずなのにちょうど良い余白となって流れていく。言葉の壁が隔てる距離、お互い心の内に秘めたやるせなさを繋ぐのは、恋人であり息子の見えない存在。匂いや料理といった感覚を頼りに、手探りでゆっくりと歩み寄っていく関係がとても奥ゆかしい。とにかく繊細なベン・ウィショーが、優雅でメランコリックなトーンにぴったり。

  • えりこ
    えりこ 3 2016年2月22日

    ベン・ウィショー目当て?で鑑賞。 同性の恋人が亡くなり、その恋人の母親(中国人)と交流を深めていく主人公。 言葉が一切通じないので、通訳の若い中国人女性も交えてストーリーが展開していきます。 最初から流れる曲がとてもノスタルジックで、雰囲気が私好み。 とっても静かで穏やかな作品で、しみじみと心に沁みました。

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 3 2015年12月5日

    007でQを演じるベン・ウィショー目当てで、何の情報も持たずに鑑賞。静かで地味だけれど確かな余韻を残す映画。Qとはまるで異なるベン・ウィショーの哀しみと苦悩から来る翳りある表情が印象深かった。 舞台はロンドン。恋人を事故で失ったばかりのゲイの青年と、介護ホームで暮らしている亡くなった恋人の母親(中国人)のコミュニケーションを描いた作品。 言葉の壁、文化の違い、年齢差、先入観、頑なな心・・。意思の疎通を阻む障壁の数々。同じ国の同世代であってもコミュニケーションギャップが生じることは珍しくないが、母国語が違ったり相手への偏見が在ればなおさらだ。 異国に馴染めないまま生きてきた年老いた母親、ゲイであることを言い出せなかった息子、恋人を失った喪失感の中で彼に代わって母親を気遣い理解を求めようとする青年。人と人が分かり合うことの難しさと 温かさと 優しさと もどかしさが散りばめられている。 言葉を超えたところにある理解って確かにあるけれど、より深く相手を知り相手に伝えるには言葉が不可欠。一方、いくら言葉巧みでも伝えきれないものもある。コミュニケーションは言語だけでも非言語だけでも成り立たない。 頑なな老母の姿が反面教師となり、言葉の力とそれを補う非言語表現、そして 何よりもまず しなやかな心でいることが人を理解し新たな何かを生む源泉だと感じさせる。行き詰まった時 心を柔らかくして周りを見てみよう。そんなふうに思った。

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