さよなら、人類
さよなら、人類
En duva satt pa en gren och funderade pa tillvaron
2014年製作 スウェーデン・ノルウェー・フランス・ドイ 100分 2015年8月8日上映
rating 3.3 3.3
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『さよなら、人類』のsouthpumpkinの感想・評価・ネタバレ

southpumpkin
southpumpkin 4 2016年10月3日

ロイ・アンダーソン監督三部作の最終章。星4.5を様式美として評価するので今回もこの高評価です。相変わらず意味不明なストーリー、と言いたいところですが最終章の本作は繰り返し同じ人物が登場し、場面すらも繰り返され、つまり普通の映画のようになっているのです。これまでだと一番見やすいと言えます。 しかしその作風は全く変わっていません。ロイ・アンダーソン的ブラックジョークでいろんなお話を紡いでいきます。日本のジョークにも裏の笑い、というのがあると思うのですが、どうやらそれに近いのではと思います。人々がくつろぐ喫茶店に馬に乗った国王がやってくるシーンや、つまんなそうなおっさん二人組(主人公)が面白グッツを売り歩くシーンで笑えれば100点です。 しかしロイ・アンダーソンの良いところは全くストーリーを負わなくても良いところ。なんなら字幕なしでも鑑賞できると思います。過去2作のレビューでも書きましたが、まるで絵画のような映像です。画の奥行きがすごい。表現技法や歴史的価値などの知識もなく美術館巡りを楽しめるのと同じようにぼんやり見てても凄え映像です。過去2作に比べて大規模撮影、大人数撮影が少なかったのはちょっと残念。