
『ブレンダンとケルズの秘密』のあらすじ
ヴァイキングが各地を荒らしていた時代のアイルランド・ケルズが舞台。ヴァイキングの襲来に備え高い塀を建設中の修道院で暮らす少年ブレンダンは、スコットランドから逃れてきた画家のエイダンに一冊の写本の手伝いを頼まれる。
『ブレンダンとケルズの秘密』のスタッフ・キャスト
スタッフ
『ブレンダンとケルズの秘密』の感想・評価・ネタバレ
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ファンタジーの世界だと思ったら史実も織り込まれているらしい。ケルズの書は実在し、舞台の町の中央にある塔も昔ああいう様式のものがあったとか。 教会を中心としたこじんまりとした町が舞台。町を囲む外敵を阻むための壁、その外の森。さらに外の世界ではバイキングが侵略を繰り返している。町に住む少年が壁の外に憧れ、森で少女と出会うお話。 すごくベーシックな題材が散りばめられている。絶妙に組み合わさっていて、過剰さがなくしっくり物語がまとまってるように感じた。キャラクターや背景、作画に独特の美しさがあって惹き付けられた。 おじさんの頑なさと後悔の揺れ幅が辛い。始めは、なんでだ頑固者と思うけど、ある時点で急におじさん目線の感情が芽生えて色々いりまじった感情に苛まれる。 おとぎ話のように、最後すとんと終わる感じも好きだった
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きれいで奥深い作品でした。