ターナー、光に愛を求めて

Mr. Turner
2014年 イギリス・フランス・ドイツ 150分
rating 3 3
5 10

「ターナー、光に愛を求めて」のあらすじ

19世紀、イギリス。若い頃から画家として成功していたターナーは、新たなインスピレーションを求めていつも旅をしていた。そんな彼を助手として支えていた父が病で亡くなると、悲しみから逃れるように訪れた港町で、生き方を変える“ある再会”を果たす。やがて並外れた才能は時代の先を行くようになり、その評価は真っ二つに分かれていくが──

「ターナー、光に愛を求めて」のスタッフ・キャスト

「ターナー、光に愛を求めて」の感想・評価・ネタバレ

  • ____RiN____
    ____RiN____ 3.5 2015年9月4日

    ターナー、と言われてもピンとこないところですが、絵を見ると、ああ!といった感じ。でも実は教科書にもがっつり載ってる有名な画家、日本ではあんまり人気ないのでしょうか。 冒頭の美しい長回しのシーンが圧巻。ターナーの数々の名画のごとく織り成される映像美と、マイク・リー監督らしい小気味のいい会話劇も楽しい。 それにしても、爽やかで繊細な名画とは裏腹な、外見醜く秘密主義で横柄で重度のファザコンで我儘の過ぎるターナーというキャラクターを完璧に演じきったティモシー・スポールの達者ぶりときたら。またこの画家女関係も酷いなんてもんじゃない。倒錯したセクシズムも芸術の一貫、と言うにはあまりにもな感じ、でもちゃんと泣かせるとこもあったりして、人間て不思議です。 この人柄を知ってから絵を見ると全然違って見えてくるから面白い。ターナーの絵を怖いなんて思ったこと、無かったのだけど。

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2015年9月3日

    冒頭、オランダ女性たちの話し声がフェードインしてきて、そこから少し離れた所でスケッチするターナー氏の姿を捉えるまでの1カット長回しが素晴らしい。海や汽車といった絵画の色彩構図を模した風景映像と、その中で孤高を貫くかのような画家自身の肖像。スケールの大小をそのまま映画に置き換えてある。とはいえ、マイク・リーらしく殆ど会話劇(まさかまた即興?)なのだ。常に不機嫌で横柄なターナー氏はじめ俳優陣は地味だし、画壇や女性との関係も辛辣で、汚いとまで言われるその絵に呼応するように醜さを強調する。豚の頭と並べた顔、絵の具がべっとり付いた袖口、汚い歯並び、爛れた皮膚、唸り声。時折見せる無邪気な温かさも含め、風景画には描かれない人間の生臭さは、ティモシー・スポールでなければ体現できない凄みがあった。ターナーは後期のぼやっと煙った絵に魑魅魍魎した迫力があって好き。ライヴペインティングみたいになってたアカデミーのギャラリーが壮観だ。

  • Beeee
    Beeee 2.5 2015年7月10日

    昨年、ターナー展へ行ったので興味があり鑑賞。 ターナーという画家の背景を知れた事がよかった。 そして光のシーンがとても美しくて、実際に見れたら、包まれたら素晴らしいだろうなと思った。 ストーリーは何かを誇張する風でもなく、おそらく実直なに描かれたこの作品は、ターナーに少しでも興味がなければ、退屈に感じる人が多いのではないかなと思う。

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