
『怒りの山河』のスタッフ・キャスト
『怒りの山河』の感想・評価・ネタバレ
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初期ジョナサン・デミ監督。ロジャー・コーマン傘下のB級と思いきや、ピーター・フォンダが悪徳企業と戦う社会派。さすがサスペンス演出が定番ながら小気味良く、カースタントとか家ぶっ壊しや炎上シーンも豪快。しかし邪魔者を次々消して乱開発を進める大企業って、わかりやすく隙だらけな時代劇の悪代官みたいな。巨悪に対する怒りと無常観が70年代らしいけど、フォンダの乗るトラックはさすらいのカウボーイの馬車そのもの。これもまた西部劇だ。保安官がミもフタもなくてズッコけたが。