
『人生スイッチ』の感想・評価・ネタバレ
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エスプリの効いたショートショート。 感動の名作!ではないがゾワッとしなから笑える、喜劇をめちゃめちゃ楽しめる作品。 細かいカメラワークや絶妙な選曲もこだわりが見えて、個人的に直近で一番面白かった。
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“怒り”をテーマにした6つのショートストーリーからなるオムニバス映画。 怒りに任せて、踏み越えては行けない一線を踏み越えたら?というお話。 どの話もブラックユーモアたっぷりで面白いんだけど、1話目の『おかえし』が特に良かった! 主人公っぽい女性のミスリードを誘うような発言とか、インパクトのあるラストとか。 個人的には『エンスト』の、男2人にとっては悲しいオチも良かったし、 『Happy Wedding』で髪振り乱して踊る花嫁の、後半の振り切れ方もなかなか凄まじかった。 ブラックユーモアが突き抜けてるので万人ウケはしないだろうけど、個人的には物凄く好きでした。
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その後の人生を想像してみると、ゾッとした。めちゃくちゃ直接的で羨ましくもあり、恐ろしくもあり。 面白い映画だけど、苦手なタイプだったー。
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「パンク」と「HAPPYWEDDING」が好き
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小粋なブラックユーモア作品集。どの話も本当にありそうな話で楽しめました。
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誰でも経験した事があるであろう人生の選択ミスをオムニバス形式で魅せるブラックコメディって印象でした。あ~、あの時こんな事しなければ・・・こんな事言わなければ・・・って思ったりするわけで、それぞれのストーリーの登場人物達に容赦ない災難が降りかかります(笑) 笑っちゃいけないのに笑ってしまう、イケナイ物を観てしまった気分(笑) 報われない話が続く中、最後の結婚式の花嫁さんの話はものすごくスカっとしました♪
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おもしろかった。かなりシュール、かなりブラック。おかえし、HAPPYWEDDING好きだったわ〜。どれも◎
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人は時として狂気の沙汰…に陥ることがあるのですが、この映画はブッとんでいました!いくつかのオムニバスで構成されているのですが、どのチャプターも主人公が抱えるのは怒りや復讐心といった激しい感情で、これが暴走してとんでもない事件が次々と起きるのです。 あまりにぶっ飛び過ぎで、コメディと書かれていますが、私はところどころで薄ら寒さを感じたのでこれはホラーかと(^◇^;) まあ、色々な意味で釘付けになることは間違いないです。ほんの小さなスイッチの押し間違いが、人生を崩れさせる…。その共通したテーマがタイトルにつながっているのだと思いました。
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怒りがテーマのオムニバス・コメディ。ツカミの第1話からブラックなオチで笑わせる。ネガティヴで激しい感情ばかり続くと観てて疲れそうな気もしたけど、意外と巧みなバランス感覚とメリハリで飽きさせず、最後には思わず泣かされてしまったという…。並びも編集も絶妙で、小咄としてなかなか洗練された演出力に感心。各話クライマックスを台詞に頼らず、サイレント的アクションで見せるのが良いんだ。あくまで当事者同士でやり合ってるので厭な気分にならなくて、怒りを直接発散するのはむしろ健康的じゃないかとすら思えてしまうのも計算のうちなんだろう。お気に入りはカオスな結婚式。この花嫁と、第2話のおばちゃん最強。
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“おかえし”での入り、隙がない。
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このアルゼンチン映画結構面白い。短編ハプニングが6話詰め込まれている。人生、大殺界というか、ついてないというか、泣きっ面に蜂というか、こんなことは誰にでも起きうる話なのだ。些細な感情の憤りが、思わぬ展開を起こす、不運とはこの事なのだ。肝に銘じたい教訓を得る。(#15-119)
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とても言葉では形容しきれないほど、随所に賞賛すべき要素があった。強いて言うなら、現代版グルム童話や現代版星新一みたいな感覚。悔しいほどに良い出来映え。とにかく今年見た映画で一番おもしろかったのは間違いない。おすすめの逸品。
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2015/08/01 シネリーブル神戸 暴力と復讐をキーワードに、怒りにブチ切れた人々の六つのエピソードからなるオムニバス映画。森田芳光製作総指揮の「バカヤロー!」シリーズを思い起こさせるが、こちらのブラックさは半端なく、ここまでトコトンやったら逆に気持ちいいくらいの突き抜け方である。オープニングを飾る最初のエピソードは比較的ゆるやかな展開なのだが、オチのインパクトがとんでもなく、その後のブチ切れエピソードを誘うお話としては絶妙で上手い。個人的にはスピルバーグの「激突!」をちょっと意識しただろうなと思わせる三本目のエピソードが良かった。ちなみに製作にはペドロ・アルモドバルも名を連ねている。
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何個かの短い物語を集めた映画。どれもダウンタウンの松ちゃんみたいな笑い方になるブラックな笑いが散りばめられていて、ゾクゾクした。 こういう短編集は、最後のエピソードで全ての物語が収斂される、みたいなのを期待して観てしまうんだけど、これも同じでずっと「この新郎、エンストの回に出てきた人じゃないの!」とかいちいち思ってたけど本当に何も関係なかった。 女の子と一緒に観たのだけど、やめた方が良かった。
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好き。あるあるなムカつくシチュエーションに、ぷつんとキレちゃった先の話。皮肉なストーリーなのに、演出で笑えて何となくスッキリできる。短編集としての並べ方も良い。
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『人生スイッチ』鑑賞。短編小説集の本を読んでるみたいなオムニバス作品。色んな話がはいってるんだけど個人的には"HAPPY WEDDING"って章がすごく好き。ブラックコメディが好きなら絶対に気に入ると思う。悲劇と喜劇は紙一重。
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予告編を観なかったらもっと楽しめたなー
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この監督さんて奇抜。どうしたの一体笑 何か嫌なことでもあったのかしら?笑 「世にも奇妙な物語のスカッとする話集めました」かもしくは古いけど「バカヤロー!」みたいな感じでした。 ずっと「え?え?」って感じ。ブラックユーモアに満ちた面白いオムニバスでした。 みんな滑稽だけどかっこいい!
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6編の短編からなる「ブチ切れる人々」の悲喜劇。ブチ切れ方が半端なくて、終了後は不思議な爽快感がありました。私はボンビータの物語が好き。
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うーん、シュール。 おもしぃかった!
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