EDEN (2012)

2012年 日本 101分
rating 5 5
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「EDEN (2012)」のスタッフ・キャスト

「EDEN (2012)」の感想・評価・ネタバレ

  • theskinheads
    theskinheads 5 1月22日

    シアターでこの映画の最初のレビューを書けることを光栄に思う。 この映画を観る前日、僕が働いていた店のママから連絡が入った。「あんたネットフリックスにエデンがあるわよ。みなさい!」自分はテスト期間ということもあり「時間があるときに観ます」と返信したら「絶対観なさいよ!感動するわよ」。そこまで言われたら僕だって、勉強しててもそのことを考えてしまうじゃないか。なんとなくタイトルから洋画のラブロマンスを思い浮かべていた。 ネットフリックスにて、エデンを探す。すぐに見つかった。すぐになぜママがこの映画を俺に観なさいと言ったのかわかった。舞台は新宿2丁目にあるゲイバーEDEN。そこに生きるマイノリティ達の映画だった。 観始めたときは、「確かにこんな感じだよなぁ、でもやっぱりこういうとこは本家ゲイバーとは決定的に違うよ」なんて少しくすぐったいような気持ちで観ていた。 しかし1時間半の短い映画だが、良いことばかりじゃない。マイノリティが受ける差別、必ず経験する壁。それらをリアルに表していた。自分の体験とも重なったりして、それはそれは胸が締め付けられた。でもきっとママが伝えたかったのはそこじゃない。ネタバレはしたくないから伝えるのが難しいけど、お水としての人生だとか、マイノリティとしての人生それらを彼らは誰よりも上品で華やかにそしてなによりも楽しく自分らしく全うしようとしていた。それこそが重要な部分であり、ママが感動すると言った部分であり、実際に僕が涙を流した部分でもあると思う。 これをストレートの誰かにオススメしたとして、どう思うかは分からない。でも少なくともこの映画を観て感じた胸の締め付けや、店子たちを見て笑ってしまうこの感じは伝わらないんだろう。店子たちを見て笑ってしまうというのは、コメディタッチだから笑ってしまうのはもちろんなんだけど変にリアルでね。あるあるネタを見ているような。バカなことばっかやってるんだけど僕はそういう人たちと一緒にいるのが楽しいし、だからこそ一時期でもその世界に足を踏み入れて仕事をしていたわけで、アットホームな感じもした。 初めて新宿2丁目に行った時のことを思い出す。マイノリティである自分がそこではさらけ出せて、自由を感じたあの感覚。俺にとってのEDENだったのかもしれない。 主役ミロを演じた山本太郎。彼は、政治的なことで色々と波風を立てる人ではあるが、この映画を観て僕はすっかりファンになってしまった。こっちの人の役を演じて親近感が湧いたのかもしれない。セクシャルマイノリティではないであろう山本太郎が、この主演を引き受けてくれて、そしてミロという優しくて華のあるキャラクターを演じてくれた。ほんとに2丁目にいそうな色男。ここまで再現してくれたことに感動している。でも僕はデブ専なので、タイプということではないです!

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