大決戦!超ウルトラ8兄弟

rating 3 3
5 0

「大決戦!超ウルトラ8兄弟」のスタッフ・キャスト

「大決戦!超ウルトラ8兄弟」の感想・評価・ネタバレ

  • tomoart
    tomoart 3 2012年8月2日

    昭和41年7月17日。外で遊び回っている子供たちにとって、それは特別な日だった。大勢の家族と夕飯の食卓を囲んで子供たちが真剣な表情で見つめる先のテレビに映っていたのは「ウルトラ作戦第一号」。そう、「ウルトラマン」第一話であった。そんな中にダイゴ少年もいた。彼とその友人たちはウルトラマンに夢中になり、遅くまでウルトラマンごっこに夢中になるのだった。 それから30年。ダイゴ(長野博)も大人になり、今は横浜市観光課で働いている。友人たち(つるの剛士、吉岡毅志)もそれぞれ別の道で、普通の生活を送っていた。しかしある日、不気味な蜃気楼が横浜の沿岸に立ちのぼる。それは不吉な事件の前触れだった・・・・。 なかなか楽しかったですよ。平成ウルトラTVシリーズも「ガイア」までは見ていたものの、「コスモス」のモッタリした作風になじめず頓挫、ハードな作風だった「ネクサス」は結構好きだったんだけど一般的には不振で打ち切り、その後の「マックス」はこれまたなんだかノー天気な感じで馴染めず、その後は見てなかった。そういった目で見ても、この作品は結構良かったです。 要は、最近このシリーズのお得意になりつつある“パラレルワールド”な訳ですけど(平成シリーズは、ほとんどが「ウルトラ兄弟」の設定を引き継いでいない為、それらのウルトラマンを共存させるのに多用してる。)、今作で特徴的なのは、舞台になるのがほぼ今ワタシたちが生きている世界だという点。だからか今作では日常の描写が割とリアルに描かれている。この辺りの足が地に着いてる感は、今までのウルトラ作品一と言ってもいいくらい。 もう一つ、リアルに挑戦したと言ってもいい作品に「ULTRAMAN」があるが、あちらは自衛隊などの内部が出て来た事で、どうしても嘘くさい描写が出てしまった。今作では基本的に市井の描写に留まっているため、ボロが出なかったとも言える。 お陰で(ヲタク系とは異なる)一般人が見ても、余り赤面・苦笑せずに見ていられる作品になっている。これ、簡単なようで(特に最近の円谷プロのように、一般作品に余り携わっていない人材でやっているところは尚更)意外と出来ないんですよねぇ。 その割には前半からウルトラマン(メビウス)が登場して怪獣と戦うシーンがちゃんと作られていたり、要所要所で小さいお友達が飽きないようになっていて、その作りには感心至極w ガジェッターとして残念なのは、物語の設定上、対怪獣チームが存在しないので、その手の見せ場が存在しないこと。せめて自衛隊の出動を首相が決断したり、大量の自衛隊機が離陸したり、米軍が協力体制を取ってステルス機やらが爆撃したり、そんな描写があったらもっと切迫感があったと思うんだけど。(自衛隊機自体は一瞬だけやられメカで登場する。)まぁこれは致し方ないですかね。その代わりと言ってはなんだけど、ウルトラマンたちは大空中戦を展開して、アクションシーンはCGでダイナミックに演出されている。いかにも『CG』ではあるけれど。 ストーリーの中心は上記の通りで、頑張っているのだが、実はそれ以外の部分が楽しかったりもする。 言わずもがなの主要登場人物たちの揃ったところを見ると、それだけで楽しい。メビウスのミライ君(五十嵐隼士)はほとんど知らないけど、それ以外の7人は皆知ってる顔。そしてそれぞれ当時のヒロインが、奥さんだったり恋人だったりで共に出てくるのも楽しい。 みんなの顔を一堂に見られるのもいいし、何よりみんな出演を楽しんでいる雰囲気が感じられるのがこちらも嬉しいのだ。そして、みんな意を決してウルトラマンへと変身するシーンは、やはり鳥肌ものでした。ジーンと来ました。 またゲスト出演で、イデ隊員が昭和41年当時の駄菓子屋の店主役(二瓶正也)で出て来たり、ヒビキ隊長が野球の監督(木之元亮)してたりとかも嬉しいですねw 全体的に楽しい作品だし、あくまでポジティブなメッセージを発信していて見終わって頑張ろーって感じの作品なので、まだ見ていない人で一度でもウルトラシリーズを体験している人は、ぜひご覧ください。 http://tomoart.blog.so-net.ne.jp/2008-10-08