しあわせへのまわり道

しあわせへのまわり道

Learning to Drive
2014年製作 アメリカ 90分 2015年8月28日上映
rating 3.4 3.4
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『しあわせへのまわり道』とは

アメリカの『ザ・ニューヨーカー』誌に掲載された実話を原作としたハートフルなコメディドラマ。監督は『死ぬまでにしたい10のこと』を制作したスペイン・バルセロナ出身のイザベル・コイシェ。マンハッタンに暮らすす売れっ子の書評家ウェンディを演じるのは『エデンより彼方に』のパトリシア・クラークソン。ウェンディに車の運転を教えるタクシー運転手に『バグジー』のベン・キングズレー。2014年トロント国際映画祭観客賞次点作品。

『しあわせへのまわり道』のあらすじ

ニューヨーク、マンハッタンのアッパーウェストサイドで順風満帆な人生を送っている売れっ子書評家のウェンディだったが、突然21年連れ添った夫の浮気が発覚した。そればかりか夫は浮気相手に走り彼女を捨てて逃げてしまったのだ。落ち込むウェンディだったが、彼女に別の問題が浮上する。これまで夫に運転を任せきりで彼女は車の運転ができないのだ。ウェンディはインド系アメリカ人のタクシー運転手ダルワーンに運転を教わることにした。文化も宗教も異なるダルワーンと初めは反目しあうが、徐々にその考えに影響され、新たな一歩を踏み出していくのだった。

『しあわせへのまわり道』のスタッフ・キャスト

『しあわせへのまわり道』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2017年10月26日

    シーク教徒のターバン巻いた紳士ベン・キングズレーと、相変わらず色っぽいパトリシア・クラークソン。運転教習を通じて心を通わせ、お互いに学び合う関係は、友情かロマンスか…。キングズレーには新婚の妻がいるということで、「道」を踏み外すか否か、その微妙なライン取りがいちばんの胆である。なので結果的に、ちょっと理想を押し付ける感じがしてモヤったけれど。NYクイーンズのインド系コミュニティや文化、差別や政治亡命者という背景もさらりと描かれるが、あくまでスパイス。2人の魅力のおかげで、ロマンティックなフィールグッド・ムービーとしてきれいにまとまってる。グリーンのワンピースがきれい。

  • naho

    ダルワーンの声がいい。 車の運転を通じて 人生が変わって行く。 ダルワーンの人生も いい方向へ向かったのが良かった。

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 3 2015年11月5日

    確かに車の運転は人生の歩みに似ている。いろんな道(選択肢)があり、進みたい方向にハンドルを切る。目的地に向かうためにアクセルを踏み、危なければブレーキを踏むし、迷ってしまったら車を止めて今いる場所を確かめる。近くばかりを見ていては先のものが目に入らなくなるから少し先に目を向け、周囲を視野に入れる・・etc 。 書評家として成功を収めている女性がある日 夫に離婚を切り出されたことをきっかけに、それまでは必要性を感じなかった車の運転を習い始める。運転教習を通じてちょっとした気付きがあったり、少し生き方を見直したり、一歩前に進む、そんなお話。 亡命してアメリカに住むインド人のタクシードライバーと、生粋のアメリカ人のキャリアウーマンという、一見 共通点に乏しい2人。だが、試練や抱えるものがあるという意味では誰しも同じだ。仕事に打ち込み過ぎて家族を顧みなかったウェンディ。米国民となったものの、移民の厳しさを感じながら生きるダルワーン。 ドラマティックなことは何も起こらない、NYの街の片隅での1つの出会い。でも、それぞれに得るものがあったのだろう。昨日とはほんの少し違う日々が始まる。人生の大半はこういうものなのかもしれない。日常の中の出会いの積み重ねとその出会いがもたらす感情や思考の小さな変化。角度が1度違っても100km先、1000km先では全く違う地点に辿り着くように日々の些細な変化がその都度 軌道を変えていく。 人生を運転に見立てると言っても、大きなドラマや起伏はなく、感動や衝撃など強い感情の揺さぶりもない90分のコンパクトでライトな映画。だけど、それが逆にリアリティを生む。サクッと観れて後味も悪くない。重厚長大な作品や難解な映画に疲れたらこういう映画もいい。

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