顔のないヒトラーたち
顔のないヒトラーたち
Im Labyrinth des Schweigens
2014年製作 ドイツ 123分 2015年10月3日上映
rating 4 4
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『顔のないヒトラーたち』の感想・評価・ネタバレ

  • どんぐり
    どんぐり 3 2016年12月31日

    ヒトラーだけでなく一般市民が罪を犯した。 それも自ら進んで。

  • Ken-Chang
    Ken-Chang 3 2016年8月11日

    主人公の男性がとにかく魅力的で存在感もあって素晴らしい演技をされてましたねぇ、誰か知らんけども もう一人、ヒトラー暗殺13分の誤算では冷酷なナチを演じたヨハン・フォン・ビューローが、今作ではナチを裁く側の個性的な検事役を演じてました そんなもんで演じる側はかなりレベルの高い俳優さん揃いだった気がします しかしながら、正直なところ出来栄えは(´・ω・`)ガッカリ… なんでこない中途半端な感じにしたか解せません… フィクションならフィクション、ノンフィクションならノンフィクションにすればいいのに いや、この複雑だった問題を大衆向けにエンタテインメント性も混ぜたり、ラブシーンも混ぜたりして分かりやすくしたんですわ( ^,_ゝ^)ニコッ て、いらんシーンばっかりやないかい!! そもそも若い検事がアウシュビッツ?何それ?て多分ないと思うんですよねぇ…この辺の設定がやけに誇張されて感じて途端に薄っぺらくなっていた気がします しかも感化される発端の記者が、おれも実はナチでアウシュビッツにおってん、罪悪感からこの状態を何とかしたいんや…、てこれもないわー(´・ω・`;) こんだけ長い時間使うんだったら編集次第でノンフィクションでもグッと重厚に骨太でゴツゴツした映画に出来た気がするんですけどね… 監督さんはデビュー作らしいので、仕方ないのかな とりあえず色々勉強になりました、多分笑

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 4 2016年3月6日

    「無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり」とはソクラテスの言葉だが、この映画を観てこの言葉を思い出した。知らないということが これほど罪深いと思ったことは今までになかったかもしれない。 ドイツ人がドイツ自身を裁き、ドイツの歴史認識を変え大きなターニングポイントとなった1963年のアウシュヴィッツ裁判。裁判に持ち込むまでの苦闘を取り上げた、実話に基づいた映画。 戦後、アメリカの手による再教育で ドイツが行ったむごい戦争犯罪が明らかにされ、一般国民も自国の残虐行為や大量殺戮を知り、自分たちが犯罪者に手を貸していたという認識も生まれたと言われている。が、戦後10数年が経った1950年代後半から60年代前半当時は、若い世代を中心に 大量殺戮どころかアウシュビッツの名前さえ知らない人々が大半を占めていたという事実に驚く。 ヒトラーと同じ『ドイツ人』の名を背負わなければならないことの恥辱、生きるために他に選択肢がなかったにせよ 親世代がナチの党員であったことへの苦悩、「もう終わったことだから忘れたい」というシニア世代の意識。様々な思いや主張が渦巻く中で、臭い物に蓋をせず事実に目を背けず 裁判に持ち込んだ当時の関係者の信念と勇気と努力。本作のおかげで、時代の違う遠く離れた日本にいても その一端を知ることができた。 知恵・知識が何か行動を起こし社会の役に立つ第一歩だとすると、「知らなくていい」とするスタンスはやっぱり罪だと思う。「知は空虚」というのは、ただ知っているだけでは何の役にも立たないということだろう。本作でもアウシュビッツで行われたことを知りながらもそのことに目をつぶるばかりか協力を拒み握り潰そうとする人々の存在が描かれる。「英知」は行動に結びつけられた知のことだ。実践して始めて大きな意味をなす。 劇中、奇跡的に生き残ったアウシュビッツ収容者だった男性が殺された娘達のことを吐露するシーンは激しく心を揺さぶられた。負の歴史に向き合うことはとてつもなく苦しいことだと思うけれど、それを実践したドイツ国民、とりわけ当時の関係者の功績は大きい。戦争経験国として私達日本人も見るべきだと思った。

  • Satoko Suzuki
    Satoko Suzuki 5 2016年3月5日

    2016/02/14 世界中の、戦争経験国の人間は観るべき映画だと思います。 ドイツ、ヒトラーの独裁政治が終わり、ナチの残党が普通に市民として暮らす、「戦争責任」なんて無かったものとして片付けられようとした時代(そんな時期があった事を知らなかった!)に、駆け出しの検事が、アウシュビッツ収容所の事実を知り、裁判へと発展させるお話。 すごく重苦しそうな題材ですが、一若き検事の恋も絡めた成長ものとして観れますし、周りの検事仲間(「HERO」みたい)の人間臭いキャラクターなんかも良く描かれていて、見応えあります! 日本ももっとこういう映画の作り方をしてくれたら、もっとこう、、、なあ、、、。

  • mince

    終戦20年ドイツ。新人検事ヨハンは強制収容所の存在を知り持前の性質から事実を紐解く。だが関係者の多さとそれを黙認していた事実に愕然とする「顔のないヒトラーたち」塚口1。アウシュビッツ裁判までの記憶。若さゆえの傲慢や生真面目さから疑心暗鬼になってゆく様まで描いている。観て良かった。2016年2月3日 映画ハンナ・アーレントを先に見ておいた自分をほめてあげたい。ドイツで作られドイツ語で構成され、涙など介入の余地を残さない。実際も、映画も、証拠や事実のみを積み上げてあるのでとても重みや真実味を感じる。

  • ももか
    ももか 4 2015年10月28日

    どういうことだろうと思って みたら想像していたのとは違って すごくいいとおもった映画。 国としてしてしまったこと、罪を、真実を、知らないまま見ないままにして生きること。それはもしかしたら1番穏やかかもしれない。 でもおなじことを繰り返さないために、忘れないために真実をもういちど追い詰める戦後生まれのナチのお父さんをもつ彼は、先日みた運命にさからったシチリアの少女と似ているものがあるなとおもった。 そしてふたりとも歴史をぬりかえた。 ヒトラーという人間はものすごい力を もっているなって思ってたけど、 その力を作り上げたのはそれに関わったひとたち全員であるということ、そしてこれはこれからもしかしたら自国でも起こりうることかもしれないともおもったし、日常のなかでも小さなそれがたくさんあるとおもった。 主人公の彼女の服装の変化とか他にも衣装いいなとおもった。

  • mazda

    ヒトラーの死後から何年もたった、ナチスの時代も終わったはずのドイツで、元SSであることを隠して教師として働くものがいることを問題にとりあげたことがきっかけで起きた、通称アウシュビッツ裁判と、それを起こした、ナチスに対してまったく無知識だった若者検事の実話。 結局8000人の容疑者達が捕まったところで、2人の娘は帰ってこない。彼等が有罪になったところで大切な人が帰らない苦しみは死ぬまで続く。思い出すことが苦痛な人だって大勢いる中、今罪を明確にすることにどんな意味があるのか。 どんな理由があれど殺人は殺人、罪は罪。でも完璧な人間なんていないから、それが罪だとわかっていても逆らってしまえば自分の命や家族が危ないという予測から行為に関わった人だって大勢いるはず。 残酷なあの時代が終わっても彼等が普通に生きていることが事を繰り返すことになるかもしれないし、それを繰り返させないための裁判。 でも何よりも自国の罪や自身の家族の罪を認めて理解すること、知ることが何よりの繰り返さない方法だと思う。"顔のないヒトラーたち"というのはユダヤ人虐殺に関わった容疑者8000人の事を指す以外に、「もう終わったことだろ」「自分たちには関係ない」と事に対して無関心な人間を指していると思った。 あの時代にあったことを私たちには知る義務がある、もう戻らない虐殺された人々のために、生き残った人々のために、できる一番のことは知る事。それが今罪を明確にする理由。だから無関心ほど罪だし、知らずに生きているということがどれだけ冷酷なことか、それはまさに顔のないヒトラーと言える。世界中に顔のないヒトラーはいる。 いつだって真実から目を背けてはダメだ。真実と向き合うことが新しい時代を築く方法。正義ではなくて義務。この残酷な事を伝える映画なんてたくさんあるけど、それでもこの出来事を遠い国の私たちに伝えてくれるということだけで映画の素晴らしさを感じる。自国のことでさえ、事に目を背けがちの今の日本人が見るべき映画といえる。

  • ウエ

    アウシュビッツ収容所での、一度お咎めなしで放された犯罪者達をもう一度裁判にかけるまでの話。 政治くさすぎて興味無かったんだけど、なんかよくわからないけどすごく面白かった。 正義と信じてたものが悪だったり、悪だと決めつけていたものの中にどうにも出来なかった正義があったり 何が悪で何が正義なのか、誰がどこまで裁けるのか、葛藤の中で主人公がよく頑張ったな!って拍手したくなる感じ ドイツってほんと凄い国なんだな…

  • Rin

    目を背けたい自国の過去と向き合い、ひたすら自分と向き合った検察官達。戦争を知らない世代が増えていく今、過去から学ばなければいけないことはたくさんあるはず。そして物事をやり遂げるには、熱意と、これから自分が何をしていくかが大事なんだと思う。

  • Aki

    フランクフルト・アウシュビッツ裁判が開かれるまでの苦闘が描かれた映画。 エンドロールが流れた瞬間になぜか涙出た。 1958年、フランクフルトでは戦争は過去のものとなりアウシュビッツでの出来事を知らない若者も増えていた。そんな時代にある事をきっかけにアウシュビッツで残虐行為を行っていた元親衛隊員たちを裁くべく、若い検察官が捜査を始めるが…[あらすじ] 自国の罪を自国で裁くのは、当たり前かもしれないけど大変なことなんだなぁと。過去に線引きするのと忘れないことは難しいけど違うかな。 直接的に関係があるわけじゃないけれど、アイヒマン裁判やハンナアーレントの映画内容とも繋がり色々すっとした。もちろん全員が全員、アイヒマンのような人ばかりでもなく。色々考えさせられた。とても重たい内容だったが、所々笑いもあり見やすいかと思う。ただ少し主人公の行動が若すぎるような青くさいような。。

  • hiroenag
    hiroenag 0 2015年10月6日

    セリフ一つ一つが同じ敗戦国である日本に向けられてるように感じました。忘れたいことをほじくり返すな、という言い分も理解できるけれど、一方でもしかしたら日本も同じように歴史と対峙する裁判をもっと前にしていれば、また違った国だったかもしれないとも思います。臭いものには蓋をして見ないようにしろとか、もう昔の話は誰も思い出したくないから忘れろ、ほじくり返すなとか、なんとなくイジメの構造にも似てるような気がするんですよね。