怒り (2016)
怒り (2016)
2016年製作 日本 142分 2016年9月17日上映
rating 4 4
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『怒り (2016)』のちょろの感想・評価・ネタバレ

ちょろ
ちょろ 1 2018年11月7日

有名所を集めて一体何をやっているのか? 私は「嫌い」それだけ。 タイトルの「怒り」という表現に合わせた各々の感情が描かれているとは到底思えず「疑心暗鬼」もしくは坂本龍一の作曲のごとく「許し」という題のほうがまだしっくりくるのではないだろうか。 また、日常の中にある秘めやかなさざ波のような感情の揺らぎを描こうとしたのかもしれないが、その「日常」自体が巧く描けていない。これはただの「非日常」だ。 人間の汚い部分というものは確かに存在して、日常の中に隠れている。けれどもこれは隠れているどころか酷く誇張して描かれていて嫌悪感しか感じない。さざ波どころではない、悪意の津波、ラッシュだ。見終わったらボコボコにされて終わる胸糞の悪さ。 唯一評価すべき点は、綾野剛の演技かな。各々の演技は確かに凄いとは思うが、それぞれの役者が主役並みに目立とうとしているためか作品としての不協和音を生んでいる。場面転換の度、過食気味になる空気の中、役に合わせた演技が出来ていたという点で、綾野剛のみに★をあげたい。