
『海難1890』のあらすじ
1890年の和歌山県紀伊大島樫野(現:串本町)。この地に暮らす医師・田村(内野聖陽)は、貧しい者を親身になって診察することから村民の信頼を集めていた。彼の傍には許婚を海難事故で亡くしたショックから口がきけなくなったハル(忽那汐里)が、いつも助手として就き従っている。同年9月、日本への親善使節団としての使命を終え、帰路についたトルコのエルトゥールル号は台風に遭遇した。暴風雨の中、船は樫野崎沖で沈没。島中に響き渡る船の爆発音を聞いた住民たちは、岸壁で漂着した膨大な数の死体と船の残骸を発見する。住民は総出で救出活動を行い、田村とハルは救護所でけが人の手当てに追われる。
『海難1890』のスタッフ・キャスト
『海難1890』の感想・評価・ネタバレ
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トルコ人の優しさより自国民救出のために飛行機飛ばせない日本政治に衝撃
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日本人の心の暖かさと先祖から続く人助けの文化があるトルコ、両国共に印象が良くなった。ただ、イランイラク戦争のときの日本の対応は危険だとはいえ冷酷であったとおもう。
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トルコの人は親日家が多く友情国でもあることは知っていたけどこのような歴史背景があったのなら納得。家族のような無償の愛。近年は日本でも自分の事で精一杯で犠牲心も薄れてきたけど一番大事な真心を今一度見つめ直して自分に問いかけるべき映画。日本政府が危険なので救援飛行機を派遣できなかったのはとてももどかしかった。
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