ファブリックの女王
ファブリックの女王
ARMI ELÄÄ! / ARMI ALIVE!
2015年製作 フィンランド 85分 2016年5月14日上映
rating 2.8 2.8
4 9

『ファブリックの女王』のmazdaの感想・評価・ネタバレ

mazda

フィンランドのブランドmarimekkoを立ち上げた、アルミラティアを描いた映画。 あまりに酷すぎてショックをうけました、期待値高かっただけに突き落とされた衝撃はんぱじゃない。 この映画を観に来た人達は何を思って観たいと思ったのかわからないけど、おそらく半数以上の人が"marimekkoが好きだから"だと思う。シアター内の客層がそういう雰囲気だった。いわゆるファッション業界を描いた映画ってパリのハイブランドのデザイナーとか、モード誌の編集部を描いた映画とかだけど、ライフスタイルまでも提案するmarimekkoって、同じファッション業界でもすごく身近なブランドで、このての映画の中ではすごい新しさを感じて名前だけで観たいと思っていた。 業界人をテーマにするってなると、ドキュメンタリーで彼等の日常を追うか、彼等を演じてデザイナーの目線を表現するか、どちらかに別れることがほとんど。本作は後者だと思っていたけど、演じた女優目線、監督目線も混ぜながら描いてるのでドキュメンタリーとノンフィクションドラマが混ざった結構斬新な構成。 しかしそれによって、結局何を作りたかったの?としか、思えない出来。演じた女優自身も監督自身もアルミラティアを描くことに迷走しているから、理解しがたい破天荒な人間だったこと以外何も伝わってこない。とりあえずmarimekkoが好きな人達が見たかった映画ではないでしょう。 彼女が独りで頑張ってできたブランド、みたいに描かれるけど彼女の感覚が1人走りでつっぱしったブランド、といった方がしっくりくる。どんな想いでこのブランドを立ち上げ、どこを目指していたのか、製作者が迷走してるんだから当然観者も????しかうかびません。酒に溺れてヒステリックで気分屋な彼女より、彼女の周りの人間がいなければできなかったんじゃないだろうか。 テキスタイルデザインの発想とかmarimekkoの象徴ウニッコ柄を作ったマイヤイソラとかに着眼した方が面白い映画になったと思う。なんでこの人の人生を描きたかったの?って感じ。根本的に土台からぐだぐだな作品。marimekkoファンとして絶望感しかありません。