トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
TRUMBO
2015年製作 アメリカ 124分 2016年7月22日上映
rating 3.9 3.9
20 19

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』のs_p_n_minacoの感想・評価・ネタバレ

s_p_n_minaco
s_p_n_minaco 0 2016年12月3日

ハリウッド黒歴史を題材にしながら、なんてハートウォーミングな映画だろう。名脚本家の話だけに、この映画自体も脚本が命。サンドイッチの例え話からそのまま、分け合い助け合う連帯感と、その信念の勝利(もちろん実際の勝ち負けではない、『ロッキー』と同じようにファイティングポーズで立ち続けることが本質)を辛辣なユーモアと共に見せていく。立体的な人物造形、エピソードの取捨選択、粋な台詞、「もしトランボがこの映画の脚本を書いたら、ハッピーエンドをどう迎えるか」を念頭に作られてあるよう。そのため実際は笑い事でない暗黒面にも事実を越えたロマンティックなマジックが宿り、殆どニコニコ、クスクスと笑顔で観てた。 ブライアン・クランストンが最高に魅力的で、ダイアン・レインもジョン・グッドマンも役者はみんな素晴らしい。カーク・ダグラスがそれらしい決め顔を作ってて似てたなあ(角度によって微妙)。編集のリズムとセオドア・シャピロの音楽も良い。脚本好き&タイプライター好きにはたまらない映画だ。同じハリウッド10の話でも(登場人物被ってる)『ヘイル、シーザー!』とは大違い。