ハドソン川の奇跡
ハドソン川の奇跡
SULLY
2016年製作 アメリカ 96分 2016年9月24日上映
rating 3.9 3.9
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『ハドソン川の奇跡』のs_p_n_minacoの感想・評価・ネタバレ

s_p_n_minaco
s_p_n_minaco 0 2016年12月3日

無事にハドソン川に着水させたってのに、その判断是非を問われる機長はつらいよ。機長と国家安全委員会の対立構図は、机上の計算VS昔気質の現場主義みたいな。紙一重の賭けかもしれないが、だからこそ奇跡は起きるし、イーストウッドはトライ&エラーこそヒューマニティだと示しているようだった。大衆は人間らしい英雄を求める訳で、これもアメリカン・ヒーローの系譜に連なる物語なんだよね。 電話やボイスレコーダー、管制官など声の持つ説得力が効いていて、ベテラン客室乗務員のかけ声も印象的。機内の様子を何度も小出しにしつつ、最後に全容を見せるのがニクい。たらればの可能性が幾通りものサリー機長像を作り出し、最後に一つの姿へ収束するカタルシス。最低限の情報と90分弱の尺でシンプルにサクッと、あそこで終わるのが短編小説みたいな切れ味だ。ポロローンと流れるピアノ、如何にもCGっぽいCG使いもイーストウッドらしい。白髪のトム・ハンクスはちょっとイーストウッド風に見えるというか、もう少し若ければイーストウッド自身が演じてそうなイメージ。 どうでもいいけど、gleekとしてはカートの父さんにカロフスキー、更にエマ先生のママまで出てたのがツボ!