日本で一番悪い奴ら
日本で一番悪い奴ら
2016年製作 日本 135分 2016年6月25日上映
rating 3.5 3.5
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『日本で一番悪い奴ら』のRiNの感想・評価・ネタバレ

RiN

『ハサミとなんとかは使いよう』 少年漫画とかのヒーローって大抵思いっきりバカですけど、今作の主人公の諸星も、そりゃもうびっくりするくらいのバカです。めっちゃ柔道強いけど、めっちゃ体育会系でめっちゃバカ。ちょっといっちゃってるんじゃないの?くらいのバカ。極め付けは、上下関係にめちゃくちゃ弱い。 この映画は、大筋を荒っぽく説明すると、「バカが上手く機能するのってなんで悪い現場ばっかりなんだろう」って話になります。 「ポチの告白」ってマイナーな映画があります。結構無理な取材と言っちゃいけないことにまみれた一級の「日本最大のヤクザ」なケイサツエンターテイメントなんで是非見て欲しいんですけど(某巨大無料動画チューブで見られた気がする)、観た後にケイサツへの不信感でどうにかなりそうな映画なんですけど、いかんせん長くて真面目でお堅いんですよ。でももちろんそれだけの深さと重さを持っています。 それをね、エンターテイメントにしてくれたのが今作。道警って限られた組織の話ですが、一事が万事、こういうのは細部を見れば大筋の予想がついてしまうものです。怖い。 映画の作りも、ハイテンションでエロくてバイオレンスで、何より綾野剛さんのキマった演技が光りましたね。(相変わらず滑舌悪いけど、そこはこの際見なかったことにしよう。) さらに、タロウちゃんのあの涙はなかなか泣かされます。 だからこそ、所々本業の俳優でない方のお粗末さが目に付いたり、あまりにミクロな視点すぎるところに惜しさを感じたりもしたのですが、この手の作品を全国公開のエンターテインメントに仕上げたのはなかなか勇気のいることだったのではないでしょうか、天晴れ。